韓國漢字音의 韻類에 나타나는 慣用音的 要素에 대하여-日本漢字音과의 比較를 中心으로-
韓國漢字音の韻類における慣用音的要素について -日本漢字音との比較を中心に-
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韓国漢字音は、日本漢字音の呉音․漢音・唐音のように、その字音形から母胎音を判別するのが至難なので、どの字音形を慣用音として規定できるかというのも難しい問題である。本稿では、2010年、改正された常用漢字を対象にして、韓国漢字音の韻類における慣用音的要素について考察した。その結果をまとめると、次のようになる。1)まず、聲類分析の結果と同じように、類推によって中古音と異なった字音形になっているものが多いことを確認することができた。聲類においても、韻類においても、韓國漢字音の慣用音には類推音の割合が一番高いことが確認できた。2)韓國漢字音における複數音字には、①中古音の多音字をそのまま反映したもの、②母胎音の違いによるもの、③同じ韻の一般的な字音形とは異なるものの中古音として解釋できるものの三つに分けられるが、これらは慣用音の範疇から外れる。また、①中古音の多音字をそのまま反映した場合においても、複數音のある一方のみが使われたり、二つ以上の字音形の中である一方のみの字音形に片寄る傾向が見つかる。3)しかし、一音字の場合においても、複數音字の場合においても、共に中古音の一般的な反映とは異なる字音形が見つかった。このような字音形は同じ韻の一般的な字音形とは異なる字音形をとっているが、母胎音の違いによるものでもなく、一般的な韓國語の音韻變化によるものでもないので慣用音として分類できる。4)韓国漢字音には、韓國語の内的音韻變化によって古形から転じた字音形が存在しているが、韻類體系全體に跨る一般的変化の範疇に入らないi母音添加現象、子音脫落、母音交替等によって変わっている字音形は慣用音として分類できる。5)聲類と韻類とを総合的にみると、韓國漢字音における複數音字には、中古音の多音字を反映したものが数多く存在するが、上古音、近世音、近代音を反映している例も存在する。このような複數音字については、これから日本漢字音をはじめ、他國漢字音との比較硏究の大事な資料となると考えられる。6)韓國語におけるi母音添加現象については、すでに十五世紀以前から發生していたことを漢字音資料を通じて確認できたというのが、韓國語史の研究において重要な意義がある。これについても、これから古代音韻資料をも含めた詳しい研究が求められる。
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