日本語の否定表現に對する韓國語の肯定表現 -表現構造の觀点から-
A Contrastive Study on the Structure of Expression in Japanese and Korean
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Abstract
本稿は表現構造論に基づき、日韓両語の表現上の特性を考察した。即ち、ある物事や考えを表すにおいて、日本語は否定表現でもって捉えようとする傾向が強いのに対して韓国語では肯定表現で捉えようとする傾向が目立つという観点から、両語の表現上の特性を比較対照した。 否定は肯定を前提として成り立ち、互いに相矛盾する概念でもある。しかし、言語表現においてこの両者は、時に同じ意味として働くという特性がある。また、肯定․否定と関連して状況や場面により、否定表現は肯定表現より語調は強くなり、それだけ伝達効果も増してくる。 日本語は表現の特性上、物事を直接的․断定的に表すよりは、できるだけ間接的․非断定的に表そうとする傾向が強く、このような特性の現れとして否定表現が頻繁に用いられる。中でも特に、二重否定表現は日本語の表現上の特性を把握する上で大きな意義をもつ。 日韓両語の対照考察では、否定表現を大きく、肯定表現に対する基本的な否定表現と否定に対する再否定である二重否定表現とに分けて考察した。前者はさらに「事態の判断に対する意向の伝え、たずねの際の否定表現」と「要求、依頼の際の否定表現」の二つに分けて捉え、それぞれに対する日本語の表現形式を中心に韓国語での様相を対照考察した。日本語の場合、直説的な肯定表現よりは否定疑問表現により相手に対する配慮や鄭重さを間接的に表そうとする傾向が目立つのに対して、韓国語は必ずしもそうではなく否定表現に対する性格を異にする。後者の二重否定表現の場合、日本語には実に多様な表現形式があり、その中の一部の例は形式そのものは韓国語にそのまま対応するにしても実質的な使い方においてはかなりのずれが見られる。一方、日本語の場合、例えば、「当然․必要」などの意味を表す際、韓国語のように直接的な肯定表現形式はなく、もっぱら二重否定表現に依存するしかないという制約がある。即ち、二重否定表現は、使用上、韓国語においてはあくまでも「選択的」なものに過ぎないが、日本語ではほかに選択の余地はなく「必須的」であるという特徴がある。韓国語における二重否定表現の成立または頻繁な使用に対する歴史的な背景はともあれ、このような根本的な性格の違いに対する認識は否定表現の理解においてもっとも大切である。
참고문헌 (10)
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