日本のことわざの対句表現に関する研究
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초록
日本語のことわざに関する研究は、大きく、二つの側面に分けて捉えることができる。一つは、ことわざの意味内容に関するものであり、もう一つは、表現の形式に関するものである。 本稿は、日本語のことわざの表現法のうち対句表現に焦点を当て、対句表現の様相や表現技法、それから対句の重層性を中心に考察を進めてきた。論の展開として、先ず、対句表現のことわざの文型分類を試み、これは、このような試みを手ががりに対句表現ことわざの全体的な様子や特性を把握するためでもある。対句表現ことわざの文の種類別様相では、名詞文と動詞文が全体の九割以上であり、名詞文では、「NはN」型(31.4%)、「N」型(15.0%)、「NのN」型(12.4%)、「NにN」型(9.8%)が全体の約七割もある。動詞文では、肯定の断定表現を除くと、否定表現と命令表現が大部分を占めている。これは言い換えれば、日本語の対句表現のことわざは、文の種類の上では名詞文と動詞文が主流であり、動詞文では、表現形式の面で否定表現や命令表現がもっとも好まれているといえよう。 対句表現は、ことわざのまさに代表的な修辞法での一つである。先ず、対句の様相については、資料の名詞文、動詞文、形容詞文の用例をもとに、大きく、1)列挙例示による対句構成の場合、2)主題部分化による対句構成の場合、3)叙述部分化による対句構成の場合、の三つに分けて捉えた。前者の列挙提示型は後者の分化型に比べ、より多様な文型を抱えており日本語の対句ことわざに広く見られる典型として特徴づけられる。一方、対句の技法は、なんといっても、内容面での意味と形式面での音調である。先ず、意味の面では、同じ言葉を巧みに繰り返し用いたり、同類語や類縁語を、あるいは、対義語をうまく駆使したりする。ときにこの両者の複合的な活用は、対句ことわざの妙味をさらに増す働きをする。次に、形式面での音調によるものも対句ことわざには欠かすことのできない手法であり、場合によっては、意味と音調の両方を絶妙に調和させたりする。これは対句ことわざのもっとも理想的な手法とも言えよう。対句表現ことわざの対句の対応ぶりは、単に一対一に限らず、複数の場合が広く用いられている。構造別様相は、一対一の対句構成の場合をはじめとして、二対二あるいは三対三の場合までかなり多層構造を見せる。対句表現こそ、ことわざのことわざたらしめるもっとも核心的な表現技法である。
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