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韓国人学習者に見られるコトニナッタとヨウニナッタの誤用文

False sentence of kotoni-naru and youni-naru seen by Korean learner

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韓国人学習者が日本語で作文をする時、間違いやすい形式がある。例えばにコトニナルもその一つだ。コトニナッタが用いられるところにヨウニナッタが用いられる誤用文がしばしば見られる。何故誤ってしまうのか本稿では誤文分析を行った。まず、これは誤用例の多さから個人的な過ちというより母語である韓国語の影響を受けた可能性が高い。そこでコトニナルとヨウニナルが韓国語ではどのように対応しているのか韓日対照を試みた。その結果、やはり韓国語の게 되다との対応が両者を混同させる原因となっていることを確認した。次にコトニナルとヨウニナルを文法面から検討をしたが、その際コトニナルとヨウニナルが表す変化に注目し、その変化が一回性のものなのか、それとも継続するものなのかという点から両者の違いについて述べた。ヨウニナルは一回きりの変化ではなく、その変化が持続しなければならないし、過去形(ヨウニナッタ)で用いる時は変化することが決定したのではなく、実際に変化が起っていなければならない。一方、コトニナルは基本的に一回きりの変化であり、変化することが決定したことを表す。しかし、韓国語の게 되다はコトニナルとヨウニナルの両方の内容を表すため、韓国人学習者はヨウニナルに上記のような使用条件があることを理解しないまま用いてしまうのだと考えられる。この点を理解し、教授することでヨウニナッタの誤用は無くなるのではないかと思われる。

참고문헌 (8)

  1. 庵 功雄他, "初級を教える人のための日本語文法ハンドブック" (2000), スリーエーネットワーク
  2. 池上嘉彦, "する と なる の言語学" (1981), 大修館
  3. グループ․ジャマシイ, "教師と学習者のための日本語文型辞典" (1998), くろしお出版
  4. 柏崎雅世, "ことになる. ことにするの意味と用法(一). ことになる" (2000), 東京外国語大学留学生日本語教育センター論集
  5. 柏崎雅世, "ことになる. ことにするの意味と用法(二)「ことにする」", 東京外国語大学留学生日本語教育センター論集, 27 (2001)
  6. 寺村秀夫, "「ナル」表現と「スル」表現─日英第態表現の比較─" (1976), 所収 くろしお出版
  7. 日本語教育学会, "日本語教育事典" (1982), 大修館書店
  8. 吉川武時, "形式名詞がこれでわかる" (2003), ひつじ書房

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