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日・韓両言語における所有物主語受身文の視点違反の比較 -視点違反の度合いがもっとも強いタイプを中心に-

The comparison of the Discourse-Rule Violations of Passives with Possession Subjects in Korean and Japanese

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주제분류일본어와문학

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本稿では、日韓両言語の所有物主語の受身文の出現様相を主に「視点違反」という側面からアプローチした裵(2010)の研究の続きとして、裵(2010)で深入りできなかった「妥当性くそれぞれの視点原則に違反する所有物主語の受身文」の出現様相を比較分析してみた。その結果、日本語と韓国語はいずれも、持ち主の受身文よりは能動文優先原則の方が厳しい働きをすることがわかった。すなわち、能動文と持ち主の受身文はいずれも有情名詞を主語とする文であり、視点の側面から見ると所有物主語の受身文より「無標」の文とされたが、本考察を通じ、より無標の文は能動文であることが確認されたのである。一方、韓国語は両視点原則それぞれに妥当性なく違反する割合が日本語に比べいずれも高い傾向も確認できた。特に、無標性のもっとも高いとされる「妥当性なく能動文優先原則に違反する例文」においてさえ、119例のうち14例も見いだされており、全体の11.9%を占めていた。日本語の場合、このような場合がたったの1.5%程度にとどまっていたこととは大違いなのである。裵(2010)で、韓国語は日本語より視点違反からくる制約を受けにくい言語であることを主張したが、上記のような傾向はそのような韓国語の特徴をより確に証明してくれると言える。

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