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『とはずがたり』論 ―二条の「家」意識に注目して―

[Towazugatari]: Focused on the ` conscious of ‘family’ by Nizo

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주제분류일본어와문학

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『とはずがたり』には二条の「家」意識が様々な形で描かれている。宮廷編では他者の言葉によって二条の「家」について語られており、また修行編では二条自分自身の言葉で自分の「家」への帰属意識が叙述されている。本稿では宮廷での二条の不安定な立場を考えた上で、二条の「家」意識について考察した。二条は由緒ある家門で生まれたにもかかわらず、両親を失い、その後の宮廷生活は外戚の後見によって維持されてきたが、それも絶えてしまい、また、二条の帰属する家門として意識する久我家からは義絶されてしまうという状況にある。二条の血筋は父方からいっても母方からいっても、歌で栄えある家門であることが頻繁に強調されており、二条の修行には家の栄誉のため、和歌の道に精進するという意味が含まれていると言える。宮廷生活では何か辛いことがあれば、出家して静かに暮らしたいと願った二条であるが、出家後には自分が常に望んでいた静かな暮らしではなく、旅をしている。それは二条の出家のかたちが旅でなければならない何かの理由があることを示唆しており、その理由は和歌の「家」としての自分の「家」が存続する可能性を期待しての旅であると言える。勅撰集入集を願い、歌を読むためには草庵生活では成就できない限界があり、それを突破するために旅に出たと考えられよう。

참고문헌 (7)

  1. 阿部泰郎, "女の物語としての『とはずがたり』―中世文芸の諸領域との交錯―, In ジェンダーの日本史․下" (1995), 東京大学出版会
  2. 上條彰次, "とはずがたり』の一遠景", 文林, (30) (1996)
  3. "久我家文書, In 中世の貴族" (1996), 国学院大学
  4. 佐々木考浩, "とはずがたりの人麿影供―二条の血統意識と六条有房の通光影供をめぐってー", 国語と国文学 (1993)
  5. 次田香澄, "とはずがたり(下)講談社学術文庫解説", ~ (1987)
  6. 福田秀一, "とはずがたり", 新潮日本古典集成, ~ (1978)
  7. 三角洋一, "とはずがたりにおける構想と執筆意図, In 中世女流日記文学の世界" (1990), 勉誠社

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