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接触場面における日本語母語話者の経験談の出現

Study of the experiences of Japanese native speakers in contact situation

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주제분류일본어와문학

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本研究では、日本語母語話者と韓国人日本語学習者の初対面会話にみられる経験談の特徴と経験談の導入を誘導した発話に注目した。日本語母語話者と韓国人日本語学習者の7ペアの初対面会話を分析データとした。本研究の調査では、日本語母語話者の経験談とその経験談を引き出したとみられる韓国人日本語学習者の発話に焦点を当てた。日本語母語話者の経験談の導入にみられた韓国人日本語学習者の発話のパターンは「質問」「補足発話」「自己開示」「話題の取り上げ」の4つであった。会話全体に出現した日本語母語話者の経験談は13回で、そのうち、韓国人日本語学習者の発話によって出現した経験談は12回であった。これは35回出現した韓国人日本語学習者の経験談を下回る結果となった。また、韓国人日本語学習者の場合、自ら経験を語る頻度が35回のうち、13回であったことに比べ、日本語母語話者は1回のみであった。韓国人日本語学習者の「質問」と「話題の取り上げ」によって導入された日本語母語話者の経験談が最も多く、「補足発話」と「自己開示」はその次を占めた。このような結果は、普段から自分の経験をあまり語らない日本語母語話者の社会文化的特徴、接触場面で母語話者が「言語ホスト」の役割を託すことによるものであることが考えられる。また、接触場面では「言語ゲスト」になりがちな言語学習者の特徴と、日本の社会文化に慣れず、それと関連した語用論的知識が不足した結果であることも考えられる。以上の結果から、今後経験談にみられる発話連鎖のさらなる分析を通して、韓国人日本語学習者の会話運用能力と会話教育への活用のための再考察の必要が窺われた。

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