日本語と韓国語の漫画における指示詞の用法 ─指示詞使用にみる認識の違いを中心に─
2
조회
0
다운로드
1
인용
0
참고문헌
키워드
초록
本稿では、日本語原作の漫画を同じく韓国語で翻訳したものと比較·対照しながら、その漫画の中にでてくる日本語と韓国語の指示詞をすべて取り出し、その中から用法及び対応する形の使用に違いの見られる両言語の指示詞を分析することで、日本語と韓国語の指示詞を通してみた認識方法の違いを中心に考察することを目的としている。 分析の結果から以下のことが明らかになった。まず(1)日本語と韓国語の漫画における指示詞の対応する形の違いは全体の約40%であり、使用の合計数も両言語でほぼ同じであるが、若干韓国語の方が多い。(2)「∅→그」の出現数がもっとも多く、「ア→그」の出現数がこれに続く。(3)観念指示においては、指示詞は「ア系」→「그系」と違いはあっても、その用法は同じである。(4)日本語で「∅」を「이/그」にしているもの、「コ/ソ/ア」が韓国語で「∅」になっているものが多く、用法も様々であり、「∅」の合計数では日本語の方が多い。(5)「コ→그」「ソ→이」「ア→이」は、対応する形及び用法の両方で違いがある。(6)「コ→저」「ソ→저」は、用法としては同じだが対応する形に違いが見られる。(7)ⓓ現場指示用法、ⓙ文脈指示用法が日本語と韓国語で用法の違いが顕著である。 以上の結果をふまえて次の三つの疑問点についてさらに考察を加えた。[1]両言語の指示詞の対応する形における違いは約40%であり、特に「∅→그」の出現数がもっとも多かったことからくる両言語の認識の違いはどのようなものか。[2]「ア→그」の出現数も多く、用法としては観念指示で同じだが、対応する形において違いがあるのはなぜか。[3]「コ→그」「ソ→이」「ア→이」は対応する形と用法の両方で違いが見られ、「コ→저」「ソ→저」は用法としては同じだが対応する形に違いがあったのはなぜか。
참고문헌 (9)
- 金淑子, "指示語「コ、ソ、ア」の構造ー韓国語「이,그,저」との対照の上でー", 論文集, 13, pp.401~424 (1984), 祥明女子大学
- 金善美, "韓国語と日本語の指示詞の直示用法と非直示用法" (2006), 風間書房
- 서정수, "국어문법" (1996), 한양대학교출판
- 柳濟櫂, "韓日語指示詞に関する対照研究", 誠信研究論文集, 20, pp.1~30 (1984), 誠信女子大学
- 大堀寿夫, "シリーズ認知言語學入門<第6卷>認知コミュニケーション論" (2004), 大修館書店
- 金子るり子, "韓国人初中級日本語", b>習, 日本語文學, pp.2009, 1(42)[DOI]
- 金水敏, "日本語研究資料集 第1期第7卷 指示詞" (2004), ひつじ書房
- 新村朋美, "日本語と英語の空間認識の違い", 言語, 35(5), pp.35~43 (2006), 大修館書店
- 牧野成一, "ウチとソトの言語文化學ー文法を文化で切るー" (2001), アルク
