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後期江戸語のアスペクト体系に関する考察 ー『浮世風呂』『浮世床』を中心にー

A study on the aspect system of language in the latter part of the Edo period

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주제분류일본어와문학

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現代日本語のアスペクトは、動詞の基本形「ル」(完成相)と、「テイル」(継続相)の相補的な対立関係で捉えることができるが、中古・中世においては「ル」が継続相を表していたことが、先行研究によって確認されている。本稿では、中世末期以降に動詞の基本形が継続相の機能を失っていく過程を明らかにすることを目的として、後期江戸語の『浮世風呂』『浮世床』を資料にアスペクト表現の分析を行なった。その結果、テイル表現が動作継続を表す用例は多数あり、この時代にはテイルが結果の状態も動作の継続も表していたが、会話文で発話時現在その場で進行している事象について述べる場合には、「テイル」ではなく「ル」が用いられていることが分かった。また、「ル」はその他に長期的な動作継続や反復も表し、結果継続の例も見られたが、これらは「テイル」の表す意味と重なっている。中世末期には動作継続も表していた「テアル」については、資料中では動作継続を表すものはなく、全て結果状態を表していた。このことから、アスペクト体系において後期江戸語は、現代語に移行する前段階にあったといえる。

참고문헌 (10)

  1. 沖森卓也, "日本語史" (1989), 桜楓社
  2. 奥田靖雄, "アスペクトの研究をめぐって─金田一的段階─ in ことばの研究・序説", pp.85~104 (1996), むぎ書房
  3. 金田一春彦, "国語動詞の一分類 in 日語動詞のアスペクト", pp.5~26 (1950), むぎ書房
  4. 工藤真由美, "アスペクト・テンス体系とテクスト", pp.61~98 (1995), ひつじ書房
  5. 鈴木泰, "改訂版 古代日本語動詞のテンス・アスペクトー源氏物語の分析ー", pp.338~354 (1999), ひつじ書房
  6. 坪井美樹, "近世のテイルとテアル in 佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集", pp.537~560 (1976), 表現社
  7. 福嶋健伸, "中世末期日本語のウチ(ニ)節における~テイルと動詞基本形ー状態化形式の文法化をめぐってー", 筑波日本語研究, 6, pp.139~162 (2001), 筑波大学
  8. 福嶋健伸, "中世末期日本語の~テイル・~テアルと動詞基本形", 国語と国文学, (963), pp.47~59 (2004), 東京大学
  9. 柳田征司, "近代語「テアル」", 愛媛国文と教育, 19 (1987), 愛媛大学
  10. 湯沢幸吉郎, "江戸言葉の研究", pp.195~197 (1954), 明治書院

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