일본어 가능동사 형성 再考 -형태・음운론적 접근 -
日本語の可能動詞形成再考-形態・音韻論的アプローチ
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日本語の子音語幹動詞の「V-eる型」可能動詞の成立は、二段活用動詞の一段化が行われた16世紀以降のことである。なお、能動態の可能態転換に至る過程においては無対他動詞の方から先に成立し、有対他動詞に拡張されたというのが今までの研究によって確認されている。子音語幹動詞の「V-eる型」可能動詞の成立後、母音語幹動詞はいわゆる「ら抜きことば」という表現による「V-eる型」可能動詞を形成するにいたる。最近は、子音語幹動詞の「V-eる型」可能動詞に「-れる」を接続する「れ足すことば」による可能動詞なるものがその使用状況を拡張しつつある。このような現象は、「ら抜きことば」による母音語幹動詞の可能動詞にまで及んでいる。本稿では、子音語幹動詞の「V-eる型」可能動詞の形成と「ら抜きことば」および「れ足すことば」による可能動詞の形成を形態・音韻論的アプローチをとおして個別的な形態変化ではなく統一した一つの体系変化として記述することを目的とする。渋谷(1986)の可能動詞形成は、16世紀末の二段動詞の一段化による一部の動詞の可能動詞形成と、18世紀半ばに「五段動詞連用形+補助動詞エル」を起源とする江土語の連母音の逆行同化及び融合による生産的な可能動詞形成という二元論的立場である。文献資料においては日本語史上[ie→e]音化現象は行われなかった。なお、方言資料においても単一形態素内部においてのみ盛んに行われている現象であって、複合語における融合現象の例は管見によれば見当たらない。無対他動詞の二段派生自動詞の一段化の有する意味は、用法上の不都合を[-e]音の文法化をとおしての可能動詞の形成をもって解消しようとする意図による結果と見て取れる。「ら抜きことば」は母音語幹動詞の可能動詞形成のための戦略的な体系変化で、子音語幹動詞の可能動詞形態の類推によって進められた。「れ足すことば」による二重可能動詞の形成は、同形意義の有対自動詞と可能動詞の運用上の欠陥と形態の単純化を同時に解決する戦略的手段として進められている音韻現象として捉えられる。
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