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主体・客体言及性をめぐって -韓國語の受動形式との關連から-

A study of Agent-reference and object-reference in Japanese and Korean- Perspective of Korean passive forms -

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주제분류일본어와문학

초록

本稿では、受影性(affectedness)の二つの側面として、主体言及性(agent reference)と客体言及性(object1reference)を対立する概念としてとりあげ、動詞がど ちらの性質をおびるかによって、統語現象にどのような相違をもたらすかについて分 析した。動作の成立に動作主と「を」格補語をとるタイプの他動詞であっても、客体言 及性に欠け主体言及にとどまる動詞は、その客体を主語とする受動化が行われないこ とを分析した。また、客体言及性の他動詞は、その客体を主語とする直接受動文が成 立するが、客体から焦点がはずされるような文脈の中では直接受動文が成立しないこ とを検証した。 韓国語の受動形は、「이」形と「지다」形があり、動詞の意味タイプによって、次のよ うに分けられている。 [a] 「이」形のみが可能な動詞のタイプ : 닫다/닫히다, 누르다/눌리다, 덮다/덮히다, 묻다/묻히다, 감다/감기다, 쌓다/쌓이다, 자르다/잘리다, 걸다/걸리다 など [b] 「지다」形のみが可能な動詞のタイプ : 부수다/부숴지다, 찢다/찢어지다, 빼다/빠지다, 겹치다/겹쳐지다, 깨다/깨어지다, 굽다/굽어지다, 데우다/데워지다 など [c] 「이」形と「지다」形の両方が可能な動詞のタイプ : 끊다/끊기다/끊어지다, 덮다/덮히다/덮어지다, 뽑다/뽑히다/뽑아지다, 막다/막히다/막아지다 など 韓国語の二つの受動の形態のうち、「이」形は受動のマーカでありながら、使役と自 動詞のマーカにもなることから、ヴォイスの中心で機能している接辞と言える。これ に比べ、「지다」形の方は、本動詞の意味も残していながら、状態化のマーカでもある ことから、多くの動詞から派生される形態である。「지다」形のさらなる追究が日本語 の受動と自発、可能、中間文などを分析する際に一つのきっかけを提供してくれるの ではないか期待が寄せられる。

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