オンラインでのピア・レスポンス活動の実態 -中級日本語学習者のケーススタディ-
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ピア・レスポンス活動は近年、日本語教育の現場において広く実践されている新しい作文学習方法である。オフラインでのピア・レスポンス活動については多くの研究が存在する、オンラインにおけるピア・レスポンス活動の実践及びに研究はまだまだ少ない。本研究の研究課題は、オンラインでのピア・レスポンス活動はどのようなプロセスでピア・レスポンスが行われるのかを明らかにすることである。韓国のKサイバー大学の中級日本語学習者5人が実際にインターネット上で文字チャットでピア・レスポンス活動をしたその内容を分析した。今回のピア・レスポンス活動はインターネット上での初対面同士の活動であったため、相手への遠慮がレスポンスに表れ、誤用を指摘するようなレスポンスよりも、「より自然な表現」を提案するようなレスポンス、入力ミスや漢字の未変換を指摘するレスポンス、講義で扱われた文章の構成(雛形)に合わせて作文を直そうとするレスポンスが多く見られた。作文の内容に深く切り込むようなレスポンスはほとんどなかった。また、活動中にほとんど発言のない参加者、また自分よりも日本語能力の高い参加者に依存してしまう参加者の姿も確認できた。しかし、一方で「学習意欲の向上」や「批判的思考の活性化」など、オンラインでのピア・レスポンス活動が日本語学習者に有益な活動である可能性も確認することができた。また、本研究でのピア・レスポンス活動のデザインにもまだまだ改善の余地があることも分かった。今回のケーススタディはピア・レスポンス活動後に推敲された作文の評価の高かったグループのピア・レスポンス活動であった。今後は評価の低かったグループのピア・レスポンス活動の分析を行い、オンライン日本語教育でのピア・レスポンス活動の在り方を考える土台としたい。
참고문헌 (11)
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- 田中信之, "学習者作文に対するピア・フィードバックの分析─フィードバックの教示と推敲の二つの観点から, In 小出記念日本語教育研究会論文集", pp.81~92 (2010), 小出記念日本語教育研究会
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- "日本語教育通信 日本語・日本語教育を研究する 第33回ピア・ラーニング" (2007)[URL]
