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第二言語意味把握における母語の影響 -韓国語母語話者の「~出す」の概念を中心に-

the Influence of L1 on L2 Semantics-the case of Japanese ~dasu-

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주제분류일본어와문학

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本研究は複合動詞「~出す」の習得において韓国語を母語とする学習者が母語の影響を受けるかを調べたものである。そのため、まず、「~出す」とその韓国語の対応語である「~내다」の意味を認知意味論のイメージ・スキーマの展開で見せ、意味の差やその要因を明らかにした。「~出す」と「~내다」は両語ともに具体的で物理的な移動の抽象化や、空間的な概念の時間への拡張において普遍性が見られるが、アスペクトとして、「~出す」は「開始」、「~내다」は「完遂」を表す。本研究では、このような反対とも言える方向への展開が同じ「移動」を眺める視点の差によることであると分析した。これを踏まえ、両語の意味の差が韓国人学習者の「~出す」の概念に影響を与えるかを実際の調査(文判断テスト)を元に述べた。その結果、対照群である中国人の学習者に比べ、韓国人の学習者は全体の受容度において有意な差(1%水準)が見られ、母語の影響が窺えた。レベルが上がるにつれ、母語に頼る傾向が弱まり、上位群は下位群に比べ、母語話者の判断に近づくが、中国人学習者の上位群とは差が見られた。また、V1が「移動」または「創出」活動と関わり、全体的に具体的なものの移動の完遂や創出に関わる「~出す」に関してはさらに受容される傾向があり、純粋な「完遂」意味は受容度が低かった。これは、前者に関しては言語中立、後者に関しては言語特殊として受け入れているからであると考えられる。

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