文体の違いからみた接続助詞「から」と「ので」 -丁寧体と普通体を比較して-
An Analysis of KARA and NODE -From the viewpoint of polite and ordinary sentence final forms
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초록
本稿は、接続助詞「から」と「ので」の相違点を明らかにするために、「ので」の持つ待遇的な意味機能に注目して「から」/「ので」の接続文体を調査した研究である。「ので」は丁重なニュアンスを持つため、丁寧体とよくなじむという待遇的な機能に注目して、現代日本語コーパスを調査資料として対象文体の使用傾向を調べた。丁寧体と普通体が前・後件に使われた八つの文形式ごとの検索数と一万語あたりの出現数、比率を調査し、「から」と「ので」が使用された文体を調査した。さらに、その実例の後件を「-て下さい」のような表現の「要求形」、「-しましょう」のような「依頼形」に分類し、もっとも共起された後件の文形式を調べた。「新聞」と「雑誌」における「から」/「ので」の調査結果から以下の三つのことが分かった。一番目に、「から」/「ので」の全体使用数は「ので」のほうが多く用いられた。中でも「普 ので 普」の文体をもっとも使っており、後件には「依頼形」が共起される場合が多いことが分かった。つまり、「-ので、-よう。」の文体が多用された。二番目に、「から」を用いる場合は「普 から 普」の文体を使用して、その後件に「要求形」が用いられる。つまり、「-から、-てくれ。」あるいは、「-から、-え。」のような文体の使用が多いことが分かった。三番目に、「ので」の持つ待遇的な意味機能が強く影響しているのであれば、「丁 ので 丁」や「普 ので 丁」の使用が多いと予測したが、異なる結果となった。以上の結果から、調査対象の両ジャンルにおいては「ので」の待遇的な意味機能が作用しているとは言い難いことが分かった。
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