日本語使役と韓国語使役の条件と類型
The conditions and type of a Japanese causative and a Korean causative
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日本語の使役と韓国語の使役がどのような条件と形式を持ちながら実現され、どのような意味的類型で分類され、どのような使役性のタイプが存在するかを明らかにした。その結果、日本語の使役形は動詞の制約を受けることなく、規則的な方法で形成されるが、韓国語の使役形は「하다形」だけが動詞の制約を受けず、「이形」と「시키다形」は動詞の制約を受けるため非生産的である。また、自動詞文の使役は「XがYを/にV(さ)せる」、他動詞文の使役は「XがYにZをV(さ)せる」文型を取り、補文構造を持ちながら動作主の意志性を必要とする。一方、韓国語の「이形」の中には独立した語彙としての意味合いを見せる場合が多く、「시키다形」には「시키다」動詞が常に「하다」動詞の使役形として機能する類型と、「시키다」動詞と「하다」動詞が同じ統語構造を持っている類型がある。「하다形」は使役事件が被使役事件の発生を含意することはできないので、動作主をマークする格において主格も與格も對格も対応できる。そして、日韓両語共に使役文は原因となる使役事件と、結果となる被使役事件が存在し、原因事件の主体と結果事件の主体はそれぞれ使役者と動作主である。また、動作主の動きを動作として把握して動作主の意志を尊重する点と、使役文に再帰代名詞や場所․時間․回数․様態などの副詞節を入れると両意性が生まれる点で両語は一致している。しかし、韓国語は動作主をマークする格の違いによって、使役性の程度を表わす特徴を持っている。最後に、使役性の程度から見ると、意志使役と無意志使役に分けられ、意志使役には使役者の意志が優先されるタイプ、動作主の意志が尊重されるタイプ、動作主の意志が問題にならないタイプに分けられる。無意志使役には心理状態変化、成り行き、事態の原因、不本意などの意味で用いられている。一方、韓国語はそれぞれ違う三つのタイプの使役形が使役文の意味の違いに深く関わっており、放任·部分動作·他動動作を表わす意志使役ができず、無意志使役でも「이形」使役文が使えない特徴を持っている。
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