JSL型支援及び母語を介した学習支援が 韓国人ニューカマー児童の学習に与える影響 ―S・J小学校をフィールドワークする―
0
조회
0
다운로드
1
인용
0
참고문헌
키워드
초록
近年、日本では、親に伴われて来日するニューカマー児童・生徒が増加している。このような、日本にやってくるニューカマー児童・生徒の多くは、児童期から青年前期の子ども達であるが、この児童期から青年前期は、Piagetの言う具体的操作期から形式的操作期へと移行する時期であり、認知発達の上で重要な時期である。 この重要な時期にあるニューカマー児童・生徒に対して、日本では、1970年に受け入れたインドシナ難民むけに開発されたSL型日本語中心教育を実施されている。また、韓国から来日する親の中には、日本において日本語で教育されることを求めている親も少なくない。ところが、現状では、この日本語教育には学力低下や在籍学級への不適応などのさまざまな問題があり、母語を介した学習支援の必要性が指摘されている(太田、川上他)。 そこで、筆者は、2004年から、H県の公立の小・中学校で「子ども共生サポーター」をしながら、ニューカマー韓国人児童を対象に、「かな」や漢字学習を中心にしたJSL型の日本語教育と母語介入の学習支援とを比較検討することによって、ニューカマー児童教育の問題点を明らかにすることを目的にした。本論はその研究論文の一部である。 児童に対するJSL型の日本語教育と母語介入の学習支援とを比較検討した本論により、韓国人児童生徒が日本の学校での学習にうまく対応し、かつ成功していくには、さまざまな工夫が必要だが、なによりも、韓国で得た学力(『教科学習に必要な認知能力と授業を受けるのに必要な学習機能』)を日本の学校での学習に連続させることが必要であり、そのためには、日本語力を高める指導よりも、母語を介した学習指導・支援が重要であるということが明らかになった。 また、母語を介した学習支援が日本語の習得や教科学習に有効であることが明らかになった。なお、今後、生徒に対するJSL型の日本語教育と母語介入の学習支援とを比較検討するなど、事例を積み重ねて論証を堅固にしたい。
참고문헌 (12)
- 伊藤哲司, "動きながら識る、関わりながら考えるー心理学における質的研究の実践" (2005), ナカニシヤ
- 太田晴雄, "ニューカマーの子どもと日本の学校" (2000), 国際書院
- 川上郁雄, "講座・日本語教育学 第5巻 多文化間の教育と近接領域", pp.13~28 (2006), スリーエーネットワーク
- 高井良健一, "ライフヒストリーの教育学" (2006), 昭和堂
- 児島明, "ニューカマーの子どもと学校文化" (2007), 勁草書房
- 後藤隆, "データ対話型理論の発見" (2006), 新曜社
- 宮島, "外国人子どもの日本の教育" (2007), 東京大学出版会
- 小柳かおる, "日本語教師のための新しい言語習得概論" (2004), スリーエーネットワーク
- 佐藤郁哉, "フィールドワーク―書を持って街へ出よう―" (2006), 新曜社
- 清水睦美, "ニューカマーの子どもたち" (2006), 勁草書房
- 縫部義憲, "日本語教育学入門" (2001), 歴々社
- 茂呂雄二, "実践のエスノグラフぃ" (2001), 金子書房
