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類義形式 「それほど」「そんなに」の一分析 - テクストタイプと極性の観点から -

A Descriptive Analysis of “SOREHODO” and “SONNANI”

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주제분류일본어와문학

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「それほど」と「そんなに」は、否定とも肯定とも共起する副詞である。これらは、肯定と共起すると、指示性は保たれるが、否定と共起すると、指示性が失われることがあり、否定されている程度が大きくないことを表す要素として働く。これは、「これほど、あれほど」、「こんなに、あんなに」にはみられない、「それほど」、「そんなに」だけにみられる特徴である。 このような述語の極性による指示性の有無という観点からすると、「それほど」、「そんなに」は、類似した意味·機能を持つ類義形式として考えることができる。しかしながら、これらが用いられるテクストタイプや、文のタイプといった構文的特徴までを考慮すると、必ずしも同じ働きをする副詞ではないと思われる。本稿では、共起する述語の極性だけでなく、「それほど」、「そんなに」各々が用いられるテクストタイプと、文のタイプといった構文的特徴をも視野に入れ、両副詞を比較しつつ、その意味·機能について記述することを目的とする。 本研究で明らかになったことは、主に以下の3点である。 ①「それほど」は地の文で、「そんなに」は会話文で用いられやすい。 ②「それほど」は、文法的否定形式と共起することが多く、「そんなに」は、文法的肯定形式と共起することが多い。 ③-1「そんなに」を用いることにより、指示されている程度が、話し手の常識、または、予想している程度を越えていることを示し、話し手のおどろきや疑いを表す文となる。特に、文法的肯定形式と共起する場合、疑問文で用いられることが多く、その疑問文は、聞き手が言ったことや様子に対しておどろきや疑いを表す二次的疑問文である。「そんなに」自体に、そのような意味·機能が既に焼きつけられているため、「それほど」とは違って、単独で用いることも可能である。文法的否定形式と共起する場合においても、「そんなに」を用いることにより、聞き手が思っているほどではないことが示される。 ③-2「それほど」の場合、聞き手から示されたもの以外も指示することができるという点で、「そんなに」とは異なる。文脈指示の機能が充実しているという点で、指示詞としての機能は、「それほど」の方がより包括的である。「それほど」の場合、指示対象が聞き手の発話や様子に制約されないため、聞き手を前提としない事実を述べる文が多い地の文で多くみられる。

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