局面動詞 ?~おわる? と ?~おえる? の構造と意味
The Structure and Semantics of compound verbs: -owaru, -oeru
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Abstract
本稿では、<おわり>の局面をとりたてる「~おわる/~おえる」の局面動詞の構造と意味について考察した。 本稿では、「局面」を、單なる過程(process)の一部分ではなく、話し手の內的過程に對する捉え方の一つであるとし、これまでの硏究と違って、(1)局面動詞の使用の必要性を追求しようとし、(2)考察對象の範囲を、語から文、または、文からテクストまでに擴大した。 まず、語構造をみると、「~おわる/~おえる」と接續する前項動詞は、「動的過程(process)」を持つ「主体動作動詞」、中でも「非限界動詞」という特徵を持っている。一般に局面動詞が使える第一の條件は、<始まりー續きー終り>の「動的過程(process)」を持つことであるが、「~おわる/~おえる」の前項動詞は、このような條件を滿す 動作主体動詞(他動詞)」、しかも「步く、走る、泳ぐ」のような<非限界動詞>である。「割る、入れる」のような<限界動詞>や「死ぬ、生れる、消える」のように点的な変化を表わす動詞類は「~おわる/~おえる」が使えない。 次に、意味をみると、「~おわる/~おえる」は、<始まりー續きー終り>の「動的過程(process)」全体を前提とした<おわり>の局面をとりたてる。したがって、「~おわる/~おえる」の表わす<おわり>の局面の場合も、テクストの中で內的過程の前段階 (<始まり>、<継續>) とのつながりが示されることが多い。 最後に、「~おわる/~おえる」に見られるほかの出來事間の時間關係は、ほかの局面動詞の場合と違って、壓倒的に「継起關係」が多く、特に「~おわる/~おえる」が從屬節に位置する「継起關係-先行」がほとんどである。「~おわる/~おえる」が主節に位置する「継起關係-後續」はあまり見られない。これは「~おわる/~おえる」が<始まりー續きー終り>の「動的過程(process)」全体を前提にして<おわり>の局面をとりたてていることと關係がある。 これまでの考察を通していえることは、少なくともアスぺクチュウアルな意味を表す複合動詞、「局面動詞」の考察においては、<構造><意味><機能>の三つの問題が深く關わっており、このような特徵は、局面動詞別により具体的に考察されねばならないということである。
참고문헌 (8)
- "複合動詞資料集" (1987), 國立國語硏究所
- "文法と語形成" (1993), ひつじ書房
- "日本語動詞のアスペクト" (1976), むぎ書房
- "アスペクト テンス 系とテクスト-現代日本語の時間の表現" (1995), ひつじ書房
- "シツツケルの分析", 14 (2004)
- "外國人のための日本語例文 問題シリズ4複合動詞" (1987), 荒竹出版
- "複合動詞の構造と意味用法" (1999), ひつじ書房
- "現代日本語の始動を表す複合動詞の意味と機能-「しはじめる」·「しだす」·「しかける」" (2000), 東京外國語大學大學院博士學位論文
