下方移動を表す「내리다」の意味拡張-認知意味論的観点から-
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초록
本稿は日本語の下方移動動詞との非対応の関係にある「내리다」を認知意味論的観点からその意味拡張を明らかにした。 「言外の条件」と「意味間の関連性」に注目して分析した結果、「내리다」には自然発生的な下方の移動(非意志的な移動)と主体自らの意志的な下方への移動と、主体による対象の下方の移動が存在することが確認された。自然発生的な下方への移動(非意志的な移動)の場合、対象の物理的な下方移動は「自然現象の発生」として実現される。「幅のあるものの下方移動」から類似性認識により、「根っこの成長(根っこの下方への移動)」への拡張がある。また、人間における変化として、「膨張した状態から元の状態へ戻る現象」や消化現象(「胃から腸へ」の下方移動)への拡張がある。さらに、ある対象における抽象的な状態の変化が「数値的変動(熱、価格、物価など)」として実現される。 主体自らの意志的な下方への移動は「乗り物」に限定され、下方の移動が実現される。この用法からヒトの精神状態の変化を表す「神がかり」の用法へ拡張する。主体による対象の移動(意志的な下方への移動)は、「対象の物理的な下方移動」として実現される。ここから「幅のあるものの下方への移動」、自他ともに表現可能な「上位者からの評価」また「上位者からの指示」へ拡張する。また、ある思考行為が必要とされる「結果の出現」への拡張がある。さらにある調整可能は抽象的内容の変化が具体化され、「数値的変動」として実現される。 この結果から、自動詞二つと他動詞一つで、日本語には見られないかなり特殊な「動詞」である「내리다」は「同音異義語」でもなければ、「類義語」でもない。一つの動詞が三つの側面をもっている問題は、結局、「語」がもっている言語的性質の問題ではなく、その「概念」を運用する人間の心の問題であることを主張した。 また、本稿の分析を通し、「내리다」がいかに日本語の下方移動動詞と性質が異なっていることが明らかにされただけでなく、「내리다」における意味拡張のすべての範囲が明確に示された。それは韓国語語彙教育に応用可能性の高いものと考える。
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