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有島武郎と反戦・反国家主義 ー『凱旋』「動かぬ時計」「『死』を畏れぬ男」を中心に

Takeo Arishima, pacifism and anti-nationalism

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주제분류일본어와문학

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有島武郎(1878ー1923)はいわゆる社会主義者で、反戦・反国家思想の持ち主であったことはよく知られている。こうした思想を背景に作家活動を始めたのだが、活動開始と時を同じくして大逆事件が起きてしまった。以後、有島は直接的な言説で国家・政府を批判することはなかった。しかし、決して社会問題に無関心だったわけではない。自分の意思を明確に示すかわりに、暗喩的に作品に自己の思想・主張を仮託するという方法をとったのである。こうした事情を考慮した上で、本稿では『凱旋』「動かぬ時計」「『死』を畏れぬ男」の三つの作品を検討し、有島の反戦・反国家思想を確認することにした。作品には、それぞれ暗喩的ではあるが、明確にその思想が現われていた。しかも、その暗示がそれぞれの作品のモチーフと深い関わりを持っていることが確認できた。有島は最後まで「国家否定と反戦」の意識を持ち続け、何らかの形でそれを示そうとした。自分の考えをはっきり言うほどの勇気を持ち合わせてはいなかったが、帝国主義に批判的な立場を貫いた作家として評価できるのではないだろうか。

참고문헌 (13)

  1. 有島武郎, "有島武郎全集" (1980), 筑摩書房
  2. 栗田広美, "亡命・有島武郎のアメリカ" (1998), 右文書院
  3. 栗田広美, "死と跳躍・有島武郎の青春" (2002), 右文書院
  4. 西垣 勤, "有島武郎と作家たち" (1996), 右文書院
  5. 高山亮二, "有島武郎の思想と文学ークロポトキンを中心にー" (1993), 明治書院
  6. 森山重雄, "大逆事件=文学作家論" (1980), 三一書房
  7. 小森陽一, "日露戦争スタディーズ" (2004), 紀伊国屋書店
  8. 近現代史編纂会, "日露戦争" (2005), 日本文芸社
  9. 今井清一, "大正デモクラシー" (1991), 中央公論社
  10. 高橋哲哉, "靖国問題" (2005), 筑摩書房
  11. 木村章太郎, "明治天皇さま" (1999), 洛風書房
  12. 山口直孝, "第三者への気づきー書簡体小説としての『平凡人の手紙』", 有島武郎研究, (10) (2007)
  13. "日本国語大事典" (1976), 小学館

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