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吉利支丹心得書の仮名遣い –和語を中心に–

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주제분류일본어와문학

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本稿は、キリシタンの写本の一つである吉利支丹心得書の和語の仮名遣いの特徴を、活用語尾とその他の語にわけて調べたものである。それをまとめると以下のようになる。まず、ハ行四段動詞の活用語尾は、未然形は「わ」、終止・連体形は「ふ」、已然形・命令形は「へ」で表記されるが、連用形は「い」と「ひ」表記が拮抗する。しかし、キリシタン版国字本宗教書や近世初期版本は、おもに「は」「ひ」「ふ」「へ」表記され、若干異なる傾向である。ハ行下二段活用動詞の活用語尾は、おもに、未然・連用・命令形は「へ」、終止・連体・已然形は「ふ」で表記される。これはキリシタン版国字本宗教書や『落葉集』、近世初期版本の場合と傾向が同一である。ア行下二段動詞は、「ゑ」表記が優勢であるが、キリシタン版国字本宗教書は「え」表記で、異なる傾向である。ワ行下二段動詞は、「へ」表記で、キリシタン版国字本宗教書や近世初期版本の場合も傾向が似ている。ワ行上一段動詞は、「い」表記で、『落葉集』の表記と同一である。しかし、キリシタン版国字本宗教書は、「い」「ひ」「ゐ」の三つの表記がゆれていて、傾向が異なる。吉利支丹心得書の動詞の活用語尾以外の例をみると、ワ音は「わ」表記、イ音は「い」表記、エ音は「へ」表記、オ音は「お」表記が優勢である。しかし、キリシタン版国字本宗教書や近世初期版本の場合、エ音を「へ」表記にする傾向は同一であるが、ワ音は「は」表記、イ音は「ひ」表記、オ音は「お」「を」表記で、傾向が異なる。また、吉利支丹心得書において歴史的仮名遣いと不一致の語を調べると、その仮名遣いは、慶長版『仮名文字遣』と近世初期版本の仮名遣いよりはキリシタン版国字本宗教書の仮名遣いに近い傾向であった。これらの結果から吉利支丹心得書の和語の仮名遣いを総合的に考えると、同じジャンルのキリシタン版国字本宗教書の仮名遣いに近い傾向を見せながら、表音的な仮名遣いをもとめたと言えるだろう。

참고문헌 (9)

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  7. 福島邦道, "キリシタン資料と国語研究", pp.68~ (1973), 笠間書院
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