夏目漱石における丁寧体否定辞の考察 - 「ないです」を中心に -
Studies in Courteous Negative Form Used by Soseki Natsume
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초록
本研究は夏目漱石における「~ないです」という表現について、中․長編小説13作品の会話文より134例抽出し、作品年代別における数量的変化、及び形態別に分析を行ったものである。そして夏目漱石における「ないです」にはどのような傾向が見られるのかを分析した。夏目漱石の「ないです」文における特徴は以下の通りである。 まず、『三四郎』の書かれた明治41(1908)年を境としてそれ以前に多く見られ、以後は減少している。次に形態別分類においては「わからないです」「しないです」のような動詞の否定が最も多く42例見られ、順に「非存在」の39例、問いかけ文の「~じゃないですか」20例、否定文の「~じゃないです」の順に多く見られ、形容詞の否定形はごく少数であった。また、現代日本語における使用法との相違点では「見に行かないですか」のような勧誘の意味としての用法が全く見られなかった。 次に「<仕方がない>です」「<~訳には行かない>です」のような連語的表現に「です」が接続した形が全体の約3分の1程度見られ、特に非存在と動詞の連語的表現に多く見られた。そして連語的表現と非連語的表現が接続する語について分析したところ、連語的表現においては接続する語が少ないものの使用頻度が高く、非連語的表現においては接続する語が多いものの使用頻度が低い、などの傾向がみられた。 また、「ないです」が多く見られる作品では「行かんです」のような動詞のみに接続して否定をあらわす「~んです」形や「(行く)です」のように動詞の辞書形に「です」が接続した形が比較的比例して増減する傾向がみられた。
참고문헌 (24)
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- 夏目漱石, "行人" (1915), 大倉書店
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- 夏目漱石, "明暗" (1918), 岩波書店
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