『今昔物語集』에 나타난 受領像 고찰
『今昔物語集』に現れた受領像考察
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초록
説話の中には説話生成当時の民衆の姿が生々しく描かれている。その一つとして、支配者と被支配者の関係は時代や地域を越えて重要な比重を占めていた。日本の場合、支配者層として色々な官職があったが、一国を支配する最高責任者である受領は地方長官として、当地民衆の生活の質に大きな影響力を持っていた。即ち、民衆の生活と最も密接な関係を持った官僚であると言える。 『今昔物語集』(以下『今昔)』と略称)の中には当時日本の受領についての逸話が多数収録されており、彼らのイメージを考察するための効果的な資料を提供してくれる。 従って、本考察では先ず受領の位相についてまとめてみた上で、『今昔』の中に現れている彼らの多様な姿を検討し、当時の日本人がもっていた受領についての認識を考察してみた。同時に作品の評語を分析し、編者の目に映った受領の姿とその表現についても考えてみた。 考察は主に財欲や悪行といった否定的なイメージが中心となったが、このような結果は貪官汚吏の逸話についての民衆の関心が大きかった理由もあろうが、説話の大概がそうであるように当時の時代的な状況を反映したものとして見ることができよう。即ち、中央官職を藤原氏によって独占された中下級貴族たちは先を争って受領の職を求め、権力を振るって得られた財物を中央に進出する手段として利用することが多かったのである。 しかし、被支配者である民衆の立場から見ると、いかなる支配者に会っていかなる支配をされるのかによって生活の質が大きく変わるということを、説話は如実に語ってくれる。 説話に描かれた受領の否定的なイメージはこのような民衆の心を現わすものと思われる。なお、民衆が抱いていた受領についてのこのようなイメージは、『今昔』編者の批判的な目によって説話の評語として生々しく表現されていると言えよう。
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