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小林勝「目なし頭」論 - 「過去」の断絶と継承 -

A Study of “Menashi Atama” by Masaru Kobayashi : Inheritance and Disruption of the Past

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주제분류일본어와문학

초록

植民二世作家である小林勝はこれまで自らの植民地体験を背景に多くの作品を発表してきた。本稿で取り上げる「目なし頭」は彼の晩年の作品群に属しており、時代の流れと共に変化してきた作家の植民地認識と当時の日本社会に対する認識が混在している。また、肺手術によって引き起こされた肉体的․精神的な転換期において、これからの作家の進むべき道を決定づける重要な役割を果たしている作品でもある。過去の記憶との断絶と継承をキーワードに、植民地における朝鮮人と日本人植民者の間に横たわる埋めがたい間隙と、戦後日本社会においてマイノリティーとして生き続ける在日朝鮮人たちとの向き合い方が、長い間の社会主義運動の実践の集大成としてこの作品には描かれている。自身の過ちと差別意識に対する鋭い眼差しと、それによって浮き彫りにされる異民族間の相互理解の困難さと挫折、そしてそれら全てを乗り越えて再び戦後の日本社会において厳存する差別と偏見へ立ち向かおうとする作家の決意がこの作品からは読み取れる。歴史の証人として自らに課せられた重苦しい義務を放棄することなく、自らの内面に潜む醜悪な恥部をさらけ出しながら、戦後の日本社会を生きる日本人植民者のありのままの姿を提示し、常にその最前線に立ち続けようとする作家自身が持つ内部の葛藤がうまく描かれている。またこの作品はそのような自己批判を伴った告白的な作品であると同時に、沈黙し続ける多くの植民地体験者への警告のメッセージをも内包している。

참고문헌 (6)

  1. 池田功, "小林勝における朝鮮―植民者二世の屈折", 明治大学大学院紀要, 28, pp.1~19 (1991), 明治大学大学院
  2. 磯貝治良, "原風景としての朝鮮-小林勝の前期作品-", 季刊三千里, 29, pp.207~217 (1982), 三千里社
  3. 川村湊, "小林勝外伝", 文学界, pp.278~296 (1996), 文藝春秋
  4. 小林勝, "チョッパリ", pp.156~289 (1970), 三省堂
  5. 小林勝, "小林勝略年譜", 小林勝作品集, 5, pp.398~406 (1976), 白川書院
  6. 田所泉, "「故郷」と作家との闘い―安部公房、小林勝、高井有一の最近作をめぐっ て", 新日本文学, pp.136~143 (1967), 新日本文学会

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