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『伊勢物語』第二段の解釈をめぐって - 旧注から『伊勢物語古意』への一考察 -

The Interpretation of Isemonogatari : The Second Paragraph from kyuchu to Isemonogatari-koi

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주제분류일본어와문학

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本論文は、旧注から新注にかけての『伊勢物語』の読解の変遷を探り、さ らに新注への新たな読みを示したものである。『伊勢物語』の第二段の解釈を考察してみると、まず、すべての登場人物に実名をあてる古注を批判する旧注であるが、「昔男」においては、古注の影響を受け、業平にあてて読むことがわかる。それで、この時期は「昔男」と業平とを完全に区別せず読むことと「昔男」と業平とをはっきり区分して読むという二つの観点を確認することができた。 次に、旧注の傾向は『伊勢物語』の背景の矛盾とか合わないところに解明 することを中心せず、物語の表現をそのまま吟味しようすることに比べ、新注は確かな注釈を定立しようとすることによって、作者がどのように 『伊勢物語』の背景などを虚構の世界に作り出されていたかというところを注目しながら注釈している。 こういう視点への変化を通して、注釈時代の転換期というのは、前時代 に見逃されてきた新たな読みや方向性を提示する、『伊勢物語』の注釈史において意味深い時期であることが確認できた。 以上のように、旧注から続く既存の伝統的読みの世界を、新注の注釈書 に至っては、独自の読みの世界を構築し得ており、『伊勢物語』注釈を通して、多角の観点に照らして『伊勢物語』を読むことができたと言える。

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