IS連想法によるひらがな導入 –ゼロ初級者と学習経験者との比較–
Hiragana introduction by IS association method -Comparison between 0-beginner's class person and study experienced person-
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本稿は,ゼロ初級者と学習経験者が混在する大学の日本語教養課程「初級クラス」にて, IS連想法によりひらがな導入の授業を行い, 筆者が従来教えてきた方法と比較し, 短期記憶, 長期記憶の面からそれぞれの学習者に与える効果を考察したものである。調査対象者は, 弘益大学校鳥致院キャンパスで, 日本語を第二外国語として選択した大学1年生∼4年生(82名)である。IS連想法は,カッケンブッシュ寛子他(2007)が開発した『IS連想法による韓国語話者用「ひらがな教材」』を使用し, 指導法もこれに従った。導入授業直後の読み再生テストの結果, IS連想法を使用したゼロ初級者は, 平均32.8文字読むことができ, 従来法よりも記憶保持に高い効果があるという先行研究を支持する結果となった。また, 本稿では, 先行研究で明らかになっていない長期記憶への効果や, 学習経験者の記憶に対して以下のことが明らかになった。1) 学習を始めて2週間経過すると, IS連想法でのゼロ初級者は, 学習経験者と同じレベルにまで達することができ, 長期記憶にも効果があった。2)学習経験者には,二つの教授法の有意差が認められず,単純な文字「こ/と/へ」に関しては, 従来法のほうが正答率が高かった。3)「ぬ」は, 中等教育段階での定着度が一番低く, どちらの教授法もゼロ初級者のような効果が見られなかった。4)学習経験者の中には,過去に記憶保持に失敗した文字「る/ろ」,「ち」, 「ぬ」は, 再び符合化、検索に失敗する場合があり, さらなる検証が必要である。IS連想法でゼロ初級者の正答率の低かった文字に関しては, 指導法の改善と, 教材を的確な絵やストーリーに差し換え, 文字習得の支援を考えていきたい。
참고문헌 (15)
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