申維翰의 “仙”-『靑泉集』과『海游錄』을 중심으로-
申維翰の「仙」-『靑泉集』と『海游錄』を中心に-
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本稿は朝鮮時代、日本に派遣された通信使の中で、第9回目にあたる享保信使の製術官の役を果たしていた申維翰の「仙」に関するものである。申維翰の使行記録の『海游錄』を読んでいると、日本を「仙」の国のように描いているところが多くあることが分かる。当時、文禄⋅慶長の役が百年も経たない内での、こういう表現はとても興味深いと思われる。それで、『海游錄』の中で使われた「仙」に関係のあるところだけをとってみたら、漠然に日本、それ自体を「仙の国」のように書いたのが四カ所、日本人を「仙界」の人のように書いたのが一カ所、日本人に造られた建物などを「仙界」のもののように書いたのが一カ所、日本の自然、景色を「仙景」と書いたのが五カ所、雰囲気の中から「仙の国」にいるように感じているのが六カ所に至ったのである。その「仙」が持っていた意味をはっきりするために、申維翰の文集である『靑泉集』の中で使われた「仙」と関係のある言葉をしらべたところ、現実に存在しないもの、美しい景色か建物、理想的なものを比喩するために使われた例と、単なる故事か伝説の引用の四つの特徴があることが分かった。申維翰は幼い時代より古文奇書に接してき、性理學のみならず、道教にも影響を受け、よく浪漫的な文章を書いたのである。そこから、教理と文章とは別のものにすべきだという道文分離を主張するようになる。あくまでも、文学は文学の目で見るべきだという考えは『海游錄』の「仙」にも、一貫して現れるものだと思われる。結局のところ、申維翰が使っていた「仙」のイメージを表す言葉とは、日本の景色や人や建物などから受けた感情を、純粋に表現するために、あるいは自分の風流を表すために、使っていたのではないかと思う。
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