『東都歳事記』에 관한 小考 -「春之部」・「夏之部」의 세시풍속과 하이카이 작품-
『東都歳事記』に関する小考⎯「春之部」・「夏之部」の歳時風俗と俳諧作品⎯
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本稿では、「東都歳事記」(1838)について概観し、引用された俳諧作品と江戸の歳時風俗との関連性について検討してみた。資料と挿絵の引用による紙面の制約で今回は春と夏之部を対象にした。では、分析結果を整理すると次のようになる。まず「春之部」は、他の地方では五月五日に行われる流鏑馬が에도では一月五日浅草寺で行われることが確認できた。また描かれた挿絵は俳諧の内容に焦点を合わせたように、挿絵と俳諧の一体感が感じられる。すなわち、解説、挿絵、そして俳諧はまるでセットに構成され、読者に江戸で行われている流鏑馬という行事に好奇心と興味を刺激するに充分である。二月の初午の稲荷社祭りも風俗に関する解説と挿絵、挿絵と俳諧がセットになって読者に初午の行事が行われる江戸市中を想像するに足りる。三月の行事としての汐午は江戸独特の風俗で、汐干になるときの風景を解説と挿絵、そして俳諧としてよく表現している。特に江戸の代表的俳人其角の作品は解説をそのまま作品化したような内容で、著者月岑が其角の作品を意識して記録したとも考えられるほど似ている。一般に三月三日と言えば、雛祭りを思い出すのが普通であるが、江戸ではそれに汐干という行事が加わったのである。「夏之部」の四月は、夏がはじまるじきであり、江戸では味覚を覚ます初堅魚が出回る季節でもある。初堅魚の解説だけでなく、挿絵は江戸市中を廻りかつをを商う商人に焦点を当て、俳諧も江戸では誰もが賞するかつをに関する作品を四句も掲載している。これによって読者は初夏の江戸の名物として初堅魚を思い浮かべ、四月の味覚として覚える。五月は夕方の納涼と花火の風俗を紹介している。両国橋の夕涼み、そして花火は大都会江戸の夏を象徴する代表的風俗として位置づけられよう。そもそも引用された芭蕉の俳諧は江戸で詠まれた作品ではなくても、江戸に居を構え、活躍していた芭蕉も、そして其角もこれらの風俗を楽しんでいたという印象を読者に与えているのであり、江戸への旅という読者の好奇心と興味を刺激する端緒を提供するのである。最後に六月は、九日に行われていた千住大橋綱曳を紹介し、当時は中止された風俗にも関わらず、挿絵と俳諧作品を通して生き生きと表現している。描写した挿絵の臨場感あふれる情景と俳諧作品のユーモアは読者に過去の風俗を想像するに充分である。以上のように東都歳事記の著者月岑は、読者に当時江戸で行われた行事だけでなく、長い歴史のなかで江戸の風俗がどのように変化してきたかを伝えようと努めていたことがわかる。その上、江戸の風俗が他の地方とどのように異なっているか説明するため、生き生きとしたユーモアの俳諧作品を積極的に取り入れたのではないかと考えられる。これをとおして江戸という新生の大都市を紹介し、読者の好奇心と興味を醸しだそうとしたのであろう。これが著者月新が構想した江戸の年中行事書であり、名所案内書であり、そして地理諸である東都歳事記であった。
참고문헌 (7)
- 市古夏生, "新訂東都歳事記(上・下)" (2001), 筑摩書房
- 井本農一, "新編日本古典文学全集, In 松尾芭蕉集" (1997), 小学館
- 尾形仂, "俳文学大辞典" (1995), 角川書店
- "図説俳句大歳時記・夏" (1974), 角川書店
- 田中宣一, "年中行事の研究" (1992), 桜楓社
- 池上真由美, "江戸庶民の信仰と行楽" (2002), 同成社
- 週刊朝日百科, "日本の歴史, In 年中行事と民俗" (1989), 朝日新聞社
