親しい友人にものを借りる場面の日韓比較 ―借りやすさ・借りにくさに焦点を当てて―
Comparison of Scenes between Japanese and Korean Students on Borrowing from A Close Friend: Focusing on the Ease and the Difficulty of Borrowing
0
조회
0
다운로드
1
인용
0
참고문헌
키워드
초록
本稿は、日本及び韓国の大学生が親しい友人にものを借りる際の借りやすさ・借りにくさの傾向を把握 するため、ものの種類及びものが置かれた位置の異なる、9つの場面を設定してアンケート調査を実施 し、その結果を調査・比較したものである。その結果、大きく以下の3点が分かった。 (1) 日韓ともに、「消しゴム< 充電器< ノートパソコン」の順に、借りにくさが有意に増す。このことか ら、日韓ともに、ものの種類が借りやすさ・借りにくさに影響を与えると言える。 (2) 日韓ともに概ね、ものの種類に関わらず、相手の所有物が相手の近くにあるということが借りにく さを強める要因となるが、日本の場合は、「消しゴム」のような極めて軽微なものに限って、ものの位置が 持ち主の近くになればなるほど借りにくさが増す。このことから、韓国の場合は「ものの種類」と「ものの 位置」がそれぞれ独立して借りやすさ・借りにくさに影響を与えるのに対し、日本の場合は「ものの種 類」による影響の方が先立っており、「ものの種類」が「ものの位置」による影響の大きさを左右している と言える。 (3) 「消しゴム-充電器-ノートパソコン」の順に、日本は概ね「借りやすい-比較的借りやすい-比較的 借りにくい」、韓国は「借りやすい-借りやすい-比較的借りやすい」と感じる傾向があり、軽微でないも のほど日韓の感覚の違いが顕著になる。なお、日韓ともに概ね「借りやすい」と感じている「消しゴム」の 場合も、韓国の方が借りやすさをより強く感じている。
Abstract
This paper is a research and comparison of the tendency of the ease and the difficulty when Japanese and Korean university students borrow objects from a close friend. The following 3 points were drawn from the study. (1) In both Japan and Korea, the difficulty of borrowing increase significantly in the order of “eraser < phone charger < laptop”. From this, it can be said that in both Japan and Korea, the type of objects affects the ease and the diffliculty of borrowing. (2) Regardless of the type of objects, in both Japan and Korea, a factor that enhances the difficulty of borrowing is whether the object is near the owner. But in the case of Japan, only if it is a very trivial thing like “eraser”, as the object is closer to the owner, the more difficult it is to borrow. (3) In the order of “eraser – phone charger - laptop”, in general, Japanese students tend to feel “relatively easy – easy – relatively difficult” to borrow, Korean students tend to feel “easy – easy – relatively easy” to borrow. That is, the less trivial the object is, the more remarkable the difference of the feelings between Japanese and Korean students.
참고문헌 (20)
- 生越直樹, "講座・日本語教育学", 講座・日本語教育学, (2), pp.201~212 (2006), スリーエーネットワーク
- 生越直樹, "対人行動の日韓対照研究", pp.31~59 (2008), ひつじ書房
- 尾崎喜光, "依頼行動と感謝行動の〈関係〉に関する日韓対照", 社会言語科学, 8(1), pp.106~111 (2005), 社会言語科学会
- 厳廷美, "日本語と韓国語の言いわけ表現の対照研究 : 依頼談話の場合", 言語文化研究, (20), pp.283~299 (2001), 松山大学学術研究会
- 강석우, "韓國人と日本人のコミュニケ-ション行動に關する比較對照硏究- 依賴行動における依賴主の意識に注目して -", 일본어학연구, (19), pp.13~29 (2007), 한국일본어학회
- 小湊真衣, "物の貸し借り場面にみられる所有意識の推移", 博士, 人間科学研究科, pp.2013
- 齊藤明美, "対人行動の日韓対照研究", pp.111~139 (2008), ひつじ書房
- Nakamura Yuri, "親しい友人にものを借りる場面の日韓比較 ―「他人(ひと)のものだ」という感覚に焦点を当てて―", 일본어학연구, (54), pp.31~45 (2017), 한국일본어학회
- 노주현, "貸し借り場面の捉え方における日韓の相違", 일본언어문화, (13), pp.83~97 (2008), 한국일본언어문화학회[DOI]
- 노주현, "貸し借り言語行動の日韓対照 -談話構造の側面から-", 일본언어문화, (14), pp.63~84 (2009), 한국일본언어문화학회[DOI]
- 盧妵鉉, "韓国日本語学会 学術発表大会論文集", pp.80~87 (2009), 韓国日本語学会
- 盧妵鉉, "韓国日本語会学術発表大会論文集", pp.375~379 (2010), 韓国日本語学会
- 노주현, "親友の間柄での依頼行動 -日本人・韓国人・韓国人日本語学習者の領域意識の側面から-", 일어일문학연구, 83(1), pp.167~183 (2012), 한국일어일문학회[DOI]
- 노주현, "日韓コミュニケーション行動の切り出し方 -貸し借り場面での所有・領域意識の相違を探る-", 일본문화연구, (42), pp.173~186 (2012), 동아시아일본학회[DOI]
- 노주현, "借りる場面における述部表現の日韓比較 -物の所有・領域意識からの考察-", 日本文化學報, (56), pp.17~36 (2013), 한국일본문화학회[DOI]
- 노주현, "韓国人の無言行動の意味・機能に関する 社会言語学的研究 -類似した状況の下で現れる日本人の言語・非言語的 行動との対照-", 일본언어문화, (33), pp.107~122 (2015), 한국일본언어문화학회[DOI]
- 유혜정, "韓日の依賴談話におけるストラテジーの使い分け ―依賴成立の前と後との比較を中心に―", 일본문화연구, (28), pp.157~178 (2008), 동아시아일본학회[DOI]
- 和田由里恵, "依頼表現における日本語学習者の中間言語-中国語母語話者・韓国語母語話者の母語転移-", 東北大学高等教育開発推進センター紀要, (5), pp.171~177 (2010)
- 요코야마유카, "물건의 貸与·譲渡에 관한 許容度의 한일비교 -親疎의 지향성의 관점에서-", 일본어학연구, (34), pp.107~119 (2012), 한국일본어학회
- 사와다 노부코, "New 스타일 일본어회화 2", pp.26~ (2015), 동양북스
