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韓国の教科書に現れる役割語 ―教養科目から上級会話へ―

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주제분류일본어와문학

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本論文は、韓国で出版されている教科書に見られる「役割語」に焦点を当て、その「役割語」の役割と教科書の役割について述べたものである。 最近の風潮として「生きた日本語」へのニーズが高まり、初級段階で使用される標準的な教科書にさえ、現実社会での女性が話さないからといって、すなわち中性化(男性化)した会話を提示することを良しとする考えがある。 しかし、教科書というものは、現実世界をそのまま写し取るものではなく、目標言語の習得に向けて、後々、応用が利くような基本的、普遍的、かつ象徴的な文型及び、会話例を示すバーチャル․リアリティである。日本語ネイティブの若者は「若者ことば」や「男性キャラ語尾」をTPOに合わせて使いこなせても、非ネイティブの学習者は一般的にそのようなコード․スィッチングがうまくできない。そのような初級学習者に「若者ことば」を教える危険性を問う。 また、大学等で高等教育を受ける学習者には、表出言語だけではなく、理解言語として、将来、文学作品や脚本などに接する機会も多くあるだろう。そうした学習者にはその発話の「象徴的機能」も理解できる語学力をつけていく必要がある。そのためには日本語の「役割語」は必須である。 筆者は教養科目で用いられる基礎的な教科書から、上級、超上級レベルに向けての目的別教科書におけるまで、役割語をうまく使いこなすことが、登場人物のキャラクタ設定理解や、その先にある現実社会への適応につながると主張する。真の「生きた日本語」とは、ネイティブ話者同様に、さまざまな相手や場面に適応できる日本語だと考えるからである。

참고문헌 (10)

  1. 秋月高太郎, "ありえない日本語", pp.55~69 (2005), 筑摩書房
  2. 온즈카치요, "教科書に現れる役割語の役割 -教科書におけるバーチャルリアリティのすすめ-", 일본어교육연구, (14), pp.37~48 (2008), 한국일어교육학회
  3. 恩塚千代, "教科書に現れる役割語の役割 in : 役割ㆍキャラクターㆍ言語 in : 発表予稿集" (2009), 神戸大学
  4. 金水敏, "ヴァーチャル日本語 役割語の謎", pp.205~ (2003), 岩波書店
  5. 金水敏, "近代日本マンガの言語 in : 役割語研究の地平", pp.97~107 (2007), くろしお出版
  6. 真田ㆍロング, "方言とアイデンティティ", 月刊言語, 21(10), pp.72~79 (1992)
  7. 定延利之, "キャラ助詞が現れる環境 in : 役割語研究の地平", pp.27~48 (2007), くろしお出版
  8. 曹大峰, "中国の日本語教材コーパスとその応用 in : コーパスによる日本語ㆍ日本語教育の研究と応用 in : 予稿集", pp.197~206 (2009), 韓国日本語学会創立10周年国際シンポジウム
  9. 鄭恵先, "日韓対照役割語研究―その可能性を探る― in : 役割語研究の地平", pp.71~93 (2007), くろしお出版
  10. 吉岡英幸, "最近の日本語教材の動向", 日本語学, 28(10), pp.4~11 (2009)

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