接辭 <げ>의 意味用法과 使用實態
Semantical and Syntactical Usage of the Affix <Ge>
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초록
本稿では「涼しげ」「満足げ」「自慢げ」「確信ありげ」のように形容動詞を形成する接辞<げ>を考察對象として、その意味用法を檢討し、<げ>型の形容動詞の歴史的變遷過程を探った。具體的には「怪しい:怪しげ」のように共通語基から分岐した形容詞と<げ>型の形容動詞の意味的關係と、<げ>型の形容動詞の使用實態、更に古典語において多用された<げ>型の形容動詞が現代語において數的に急激に減少した理由については樣態の助動詞<そう>の出現に関連づけて考察した。考察內容をまとめると以下の通りである。1. 同一の語基から分岐した形容詞と<げ>型の形容動詞において、形容詞が連体修飾語として使われる場合には、事實に基づいた話者の感情を直接的に表現している場合が殆んどで、<げ>型の形容動詞が連体修飾語として使われる場合には、主に、自分の感情であっても斷定しにくい曖昧な感情を表現したり、第3者または他の對象の感情を推し量って表出するという点が確認される。2. 一方、6種類の日本語辭典に提示された<げ>に関する記述に基づいて<げ>の意味用法を探った結果、<げ>型の形容動詞の<げ>は、主に<様子>と<感じ>に相當する意味を表しており、その他にも<雰圍氣><気配>等の意味も併せ持っているものとして現れた。一般的に話者の主觀的な感情を表すものは形容詞の語幹に<げ>が接續する傾向を、話者の狀態や姿を表現する場合には形容動詞に<げ>が接續する傾向を見せている。<げ>は少數ではあるが、人の情緖に關與する名詞にも接續して人の感情を表したり、<名詞(が)+ありげ>のように動詞から派生した<げ>型の形容動詞も、かなり制限的な形態ながら使用されているといった点も指摘される。3. 源氏物語で比較的、使用頻度の高かった<げ>型の形容動詞が、現代語の資料である≪夏目漱石≫の作品と≪天声人語(2008年)≫において、その使用語例と出現頻度が減少している。その理由について本稿では、<げ>型の形容動詞に代わる新たな文法形式である樣態の<そう>の登場が主な要因としてはたらいたものと解した。特に≪夏目漱石≫の作品では、この点を克明に示しており、そこにおいて使用された<げ>は、樣態の<そう>に置き換えることができ、意味的にほぼ同價を表しているという点を本稿で指摘した。4. 以上の檢討結果に基づいて、<げ>型の形容動詞と<形容詞+そうだ>との相關關係を記すと次のようにまとめられる。時代別の言語資料での<げ>型の形容動詞の消長を探ってみると、古典語から現代語に移行しながら口語體形式の文の使用が増え、それによって口語體の文章に馴染みやすい<形容詞+そうだ>が使われた文の使用頻度が高くなり、その結果、文語體色の濃い<げ>型の形容動詞の表現が相對的に減少する契機としてはたらいたものと解される。
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