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20世紀初期の韓日両言語における待遇表現の対照研究

A Contrastive Study of Politeness Expressions in Early Twentieth Century Korean and Japanese Language

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本研究は、20世紀初期の韓日両言語における待遇表現の対照研究を行ったものである。韓日両言語の待遇表現․敬語に対する対照研究は現代語が中心であり、歴史的な研究、とりわけ20世紀初期の待遇表現について両言語の対照研究はあまり行われていない。そこで、本研究では、日本の明治末期と韓国開化期(1876ー1910)末期を対象とし、その当時に発表された小説の中、とりわけ待遇表現の根幹をなしている文末表現形式を分析․対照を試みた。分析の結果、次のようなことが言える。  文末表現形式の整理現象という観点から指摘できる。20世紀初期における韓日両言語の中、文末表現形式からは、韓国語が日本語より相対的に多様であることが言える。韓国語の開化期の文末表現(終結語尾)の等分が多様である。開化期の新小説を調査した結果、7つの等分に分けることができる。すなわち、4等分(「합쇼(hap-syo),하오(ha-o),하게(ha-ge),해라(hae-ra)体」)に加えて「하소서(ha-so-seo),해요(hae-yo),해(hae)」体が存在していたことが分かる。  日本語の場合はとりわけ明治末期になると、文体の簡素化が進み、「ございます体」「です․ます体」「だ」体など現代日本語の文末表現形式とほとんど一致していることが分かる。韓国語の場合、20世紀はじめのごろには文体の整理現象はまだ始まっていないと言えよう。しかし、日本語の場合は、それと同時期である明治期の終わりごろには文体の整理現象が既に起こり、簡素化が早く進行․定着したと考えられる。  なお、日本人の男性․夫は韓国人の男性․夫より、妻に対して低い文末表現を使っていることが分かる。韓国人の上層男性の場合は高い待遇表現(自分の妻に対してもhap-syo体)を選択し、夫婦関係の言葉遣いは比較的に対等に使用されている。この点が日本語との大きな違いである。

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