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『蜻蛉日記』考 ―道綱母の「涙」と「泣く」―

The Tear of the Michitsunanohaha drawn on the Kageronikki

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주제분류일본어와문학

초록

『蜻蛉日記』の作者道綱母は作品の中に「涙」の語を多用しており、多彩な涙を流している。この作品に描かれた涙の主体はほとんどが作者であり、しかも、一人で涙する場面が多い。作者の涙を催す対象を、「物詣の旅」「雨」「親族との離別」「兼家」「道綱」「身の上を嘆く」に分類し、その涙の対象を通じて兼家とのかかわりやその場面での涙の意味を探ってみる。涙を催す人物としては兼家にかかわるものが圧倒的である。反面、兼家に対して泣く場面はごく希薄である。親族への涙は、離別の場面で若干あるが、概ね泣く対象となっている。道綱については母親としての泣く場面はもたないが、涙する場面は様々見られる。兼家を意識して流す涙の特徴といえるのは、ほとんど彼のいないところで流されていることと、仏縁を介して涙する場面が多いことである。『蜻蛉日記』の中で道綱母の涙は、夫兼家を意識してのものであり、泣くことは兼家に対してはほとんどなく、肉親に対する打算のない純粋な情感として表れている。作者が親族たちへの思いやわが子への愛情のように、兼家を無垢で無条件で愛し存分に泣くことを繰り返したら、自己愛から自由になれ、夫の自分への愛の不足を訴える不幸な人生にはなれなかったのかもしれない。執拗なまで夫の愛を希求し続けて自己主張を惜しまなかった作者が夫の前では決して泣くことをしなかったのは、この作品を書き残すような強い自我意識による女のプライドであったと思われる。

참고문헌 (6)

  1. 宮島達生, "古典対照語い表", 216~ (1983)
  2. "新編日本古典文学全", 小学館によるものである, ~ (1994)
  3. 石原昭平, "蜻蛉日記 in 蜻蛉日記の構造", pp.133~ (1991), 勉誠社
  4. 宮崎荘平, "蜻蛉日記", 右大将道綱母論ー『蜻蛉日記』の作者としてー, 314~ (1991)
  5. 沢田正子, ""蜻蛉日記"の美意識 in 蜻蛉日記の涙と泣くの位相", 笠間叢書, 139~ (1994)
  6. 今井卓爾, "平安朝日記 in 蜻蛉日記と周辺の人たち", pp.207~ (1982), 有精堂

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