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近代日本語における男女差の形成 -明治20-30年代の小説及び新聞の性差を中心に -

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주제분류일본어와문학

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本研究は、近代日本語における男女差の形成という研究の一環として、明治20󰠏30年代の小説と新聞に焦点を当てて、そこに現れる男女差について考察したものである。とりわけ男女差の形成について、<女性性><男性性>というジェンダーの{度合いの差}の概念と文脈、談話内容を取り入れて考察した。考察の結果、次のようなことが分かった。明治期における女性らしい言葉遣いは女性(若い女性、若い主婦、上層婦人)に強く意識され、その結果、男女区別は明らかとなる。そして、男女区別の過程において、男女差の形成時期の推移、変遷の様子はそれぞれの言語表現によって異っており、文末終助詞、感動詞などいわゆる情意表現を中心に男女差は形成された。また、ジェンダーの{度合いの差}に注目して、<女性性>の強い言語表現を男性が使用するメカニズムと<男性性>の強い言語表現の女性使用のメカニズムについて考えることができた。このような明治20󰠏30年代小説の男女差の形成は、ふだん言語生活で男女差をある程度意識することと、対話のストラデジーにおける男女差を反映させた結果であると思われる。最後に新聞における男女差については、女性強調、女性隠し、女性に対する二重基準に分けて述べた。特に近代新聞は女性を取り上げない<女性隠し>のような女性の姿を新聞紙面から<見えなくする手法:男女非対等的な扱い>が主流であったと言える。

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