오에 겐자부로(大江健三郞) 소설에서의 동물 비유 -<개인적인 체험(個人的な体驗)>을 중심으로-
A study on simile of animals in Ooe Kenzabur’s novels
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초록
大江健三郞の小說を見ると、ある現象、または登場人物の姿を動物に喩えた表現が多く見られる。中でも本硏究のテキストであるꡔ個人的な体驗ꡕ(1964)は、<バード(鳥)>と呼ばれる象徵的な人物が主人公として登場している。それで本硏究では作品の中に描かれている動物の比喩を檢討・考察することで、その比喩が持つ意味や作者の意図を明らかにすることに意義を持つ。そして作品を考察した結果、作品における動物の比喩を次の二つの觀点から述べることが出來た。 まず、登場人物の姿や行動を動物に喩えることで視覺的なイメージを强化すると共に、人を戱畵化する効果を持つという点である。いわゆる滑稽、あるいは道化の機能を持つと言えよう。 もう一つは、<比喩される動物>が<實存する人間>とは對照的な存在として用いられている点である。<バード>というあだ名で呼ばれる主人公は、自分の日常生活に對してえたいの知れない不安や期待の無さを感じる人物である。常に現實から離れアフリカへの旅を夢見ていた彼に、障害を持つ息子が生れる。そしてバードは子供を見殺しにするか、手術を受けさせて共に生きるかで惱む。惱んだあげく子供と共生することを決心したバードは、今までの鳥のイメージから変わり人間の顔を持つようになる。卽ち現實の問題に對して正面から立ち向かうことを決心した時、バードは動物じみた顔やあだ名を捨て、自分の名前を持つ新たな人間として生まれ変わったのである。 上述したようにꡔ個人的な体驗ꡕに見られる動物の比喩は、視覺的なイメージの强化と共に、人間における實存の有無を問う裝置として働く。作品におけるこのような傾向は、「動物と人間の關連性」それから、「動物と人間との本質的な違い」について追求してきた作者大江の思考に基づいていると言えよう。
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