坪内逍遥の中国俗語趣味
Chinese slang hobbies of Tsubouchi Syoyo
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초록
本稿では、坪内逍遥の作品を通して中国俗語の実態を把握してみた。逍遥の作品には種々の中国俗語が見られる。 まず、指示・疑問代名詞の使用は少ないけれども、「這〜・那〜」系統の語や「恁麼・什麼・甚麼」の例があった。「這〜・那〜」系統の語は、「這里・那里」の「里」のように後項は色々あるが、逍遥の作品にはそれほど多くはない。人称・呼称の場合は「阿母」のように「阿〜」系の語が多用されているが、全般的に色々の語が受容されている。「閑話休題・却説」のような話題転換語は様々であり、かなり難解の語があるが、逍遥の初期作品に集中している。「急地」のような構造助詞、「看一看」のような動詞重ね型は比較的に多用されている。一部始終の「有枝有葉」はかなり珍しい例であり、「一伍一什」も多数用いられている。また、比況を表わす「〜と一般」や「本当」を表わす「真個・真成」などの語も比較的に多く見られる。これ以外にも実に多くの中国俗語が作品の随所に見られ、坪内は中国俗語をかなり好んで用いていたことがわかった。 作家により中国俗語の好みは異なるが、坪内は尾崎紅葉と同様、俗語を多用している。これは、中国俗文学で用いられている語への坪内の関心が根底にあったと思われる。中国俗語を使用することは、当時の作家達には一面では流行のように認識されていたのかも知れないが、別の視点からみると、中国語の実力を発揮しているという面もあったと思われる。つまり、自分の作品に用いられている中国俗語は、文の飾りの役割もある反面、衒学的な要素としての役割もあったのである。
Abstract
In this article, I tried to understand the actual state of Chinese slang through the works of Shoyo Tsubouchi. First of all, although there are few uses of pronouns and interrogative pronouns, there were examples of words in the system of “這〜・那〜” and “恁麼・什麼・甚麼”. In the case of a person or a name, the word “阿~” is often used like “阿母”, but various words are generally accepted. There are various topic-switching words such as “閑話休題・却説”, and although there are some difficult words, they are concentrated in the early works of Shoyo. Structural particles, such as “急地”,Verb-overlap styles such as “看一看” are relatively frequently used. The “有枝有葉”, which is part of the story, is a very rare example, a lot of “一伍一什” are also used. In addition, representing the sneak “〜と一般” and a relatively large number of words such as “真個・真成” that represent “本当” are also found. Besides this, many Chinese slang words can be found everywhere in the work. Although the taste of Chinese slang varies depending on the writer, Tsubouchi uses slang as much as Koyo Ozaki. China slang that is used in their work, while there is also the role of the decoration of the statement, is there was a role as pedantic element.
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