平安中期漢詩文に見える自然の表現性-高麗前期の場合を視野に入れて-
The Expressions of Nature in Heiantyuki′s Kansibun
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平安中期は、漢詩文が本格的に日本化して受容される時期で、貴族文化と深い関わりを有している。この時期には、天皇や藤原道長主導の下で頻繁に漢詩の詩会が開催され、それによって専門文人だけでなく一般貴族までもが詩文制作に励むきっかけとなる。いわば漢詩文の底辺的な拡大がもたらされたわけで、それはまた、女房などの女流文学者が日常生活の中で漢詩文を接する契機にもなった。当時の貴族達は漢詩文を媒介にし、道長を頂点とする独特な貴族文化を作り上げていたのである。 平安中期貴族の漢詩は応製詩や宴会詩などの公用的な機能の詩が多く制作され君主への讃美や外形的な美化に傾斜する点で、高麗前期貴族の漢詩に類似している。公的な構造の中で自然は、漢詩の様式的な特質を実現する主な素材の一つとして多く登場するが、平安中期漢詩文の場合は、現実を非現実化․観念化した転移物として表わす特徴を持つ。平安貴族は漢詩の中に自然を媒介として貴族主義を外在化し、実体化しようとしたのである。自然は平安貴族が志向した理想性具現のための象徴物として存在し、特定なイメージや詩想(権力への志向)の類型として成り立っている。高麗前期漢詩文が自然と現実を分離し、現実の名利追求に疲れた心身を癒すものとして描いているのとは大きく異なる。高麗前期貴族は、自然を現実とは二元化して認識することによって現実の拘束からの解放を求めていた。それは、現世への回帰を基盤にした、高麗前期貴族の現世志向的な傾向を表すものでもあったが、ここに、自然を類型的に理想化し、漢詩文を貴族文化の一要素として特殊化しようとした平安中期貴族の動きが看取されるのである。
참고문헌 (10)
- "王朝漢詩の意義について" (1995)
- "国風暗黒時代の文学" (1995), 塙書房
- "に現れた自然と自然観", 岩波書店 1962
- "句題和歌と白氏文集"
- "の和歌における漢詩文受容―句題詠法を軸に"
- "藤原斉信の漢詩文表現" (2004), 日本古代文学と東アジア
- "一条朝の貴族と漢詩文" (2003)
- "高麗前期의 文風과 金富軾의 文学", pp.~1984
- "金富軾의 現実 認識과 詩世界", pp.~1981
- "高麗前期 貴族文化와 漢詩", pp.~1991
