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明治前期の女流小説に見えるフェミニズムへの伝承 ―樋口一葉の『われから』を中心に―

The Feminism Transmission shown at the Woman's Novel in the age of Meiji. -Focus on Higuchi Ichiyo's『Warekara』-

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주제분류일본어와문학

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本稿では男性が女性のために論じた時代から、女性が女性のために論ずる時代に変化する明治二十年代、日本初の職業女流作家樋口一葉の最後の作品『われから』(『文芸倶楽部』1896.5)を中心に、自我の目覚めからフエミニズ厶への伝承過程を明らかにしたものである。 樋口一葉は主に封建的な家の掟や儒教的な道徳にしばられ、絶望する女性を描いてきたが、一葉最後の小説である『われから』では、利己的な美尾の出奔という自我実現の完成と、其の娘お町の自我実現の願望から女性解放の兆を垣間見ることができる。これを一歩前進させた与謝野晶子は短歌集『みだれ髪』に既成の道徳にしばられない官能の悦びを歌い、個としての自我の解放を表現した。そして、自我の解放の叫びが組織的な女性解放運動となるのは平塚らいてうを中心にした『青鞜』の登場であった。らいてうは『青鞜』の創刊号に「元始、女性は太陽であった。」から始まる女性宣言をし、積極的に女性解放運動にのりだすのである、このような流れを振り返ってみると樋口一葉の『われから』は、女性解放へのきざしを作ったというところに位置づけられ、これを前進させたのが与謝野晶子であり、さらに女性解放運動を集大成したのが平塚らいてうであったと言えよう。

참고문헌 (13)

  1. 板垣直子, "明治・大正・昭和の女流文学" (1967), 桜楓社
  2. 井出文子, "「青鞜」の女たち" (1975), 海燕書房
  3. 氏家幹人, "不義密通" (1996), 講談社
  4. 塩田良平, "一葉作品の展開", 近代文学研究叢書, 3 (1958)
  5. 関良一, "樋口一葉考証と試論" (1974), 有精堂
  6. 原田伴彦, "日本女性史 原田伴彦著作集" (1981), 思文閣出版
  7. 平塚らいてう, "青鞜" (1911), 青鞜社
  8. 前田愛, "樋口一葉の世界" (1978), 平凡社
  9. 与謝野晶子, "青鞜" (1911), 青鞜社
  10. 渡辺澄子, "日本近代女性文学論" (2003), 世界思想社
  11. 和田繁二郎, "明治前期女流作品論ー樋口一葉とその前後ー" (1986), 桜風社
  12. "現代のエスプリ 婦人論" (1972), 至文堂
  13. "日本婦人問題資料集成" (1976), ドメス出版

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