自然会話に見られる「ね」の使用様相 ー人間関係とポライトネスに着目してー
The use of final particle「ne」in natural conversations -Focusing on the relations of talking participants and politeness-
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초록
本研究では自然会話に見られる「ね」を取り上げ、「円滑なコミュニケーションを図るための言語行動」の「ポライトネス」という観点から、その使用様相を分析した。具体的には、コミュニケーション上の機能を中心に、対話相手との年齢差に応じた「ね」の使い分けを明らかにすることを試みた。 本研究で明らかになったことを簡単にまとめると以下のようである。 ①会話における「ね」は平均的に、全体発話の約33.9%使われており、主に「会話促進」、「発話緩和」、「注意喚起」のコミュニケーション機能を果たしていることが分かった。 ②対話相手との年齢差に応じた「ね」の使用割合を見ると、対話相手の年齢に比例していた。また、「会話促進」の「ね」の使用割合は対話相手の年齢に反比例しており、「発話緩和」の「ね」の使用割合は対話相手の年齢に比例していた。このことから、「ね」の使用においては、対話相手との関係ーここでは年齢という上下関係が多く働いており、「ね」の果たすコミュニケーション機能も異なっていることが分かった。 ③自然会話における終助詞「ね」のコミュニケーション機能をポライトネスの観点から見た場合、「ね」は、主に対人関係調節機能を果たしており、その中でも対話相手との心理的距離を縮めるためのポジティブ・ポライトネス・ストラテジーとしての機能をより果たしていることが分かった。また、ポジティブ・ポライトネスの機能を果たしている「ね」は、対話相手の年齢に反比例して使われており、ネガティブ・ポライトネスの機能を果たしている「ね」は、対話相手の年齢に比例して使われていた。つまり、「ね」の使用には、対話相手の年齢差という上下関係が反映されており、「ね」は対話相手への配慮を表わすポライトネス・ストラテジーとして使われていると言えよう。
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