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宮沢賢治における宗教的エコロジー思想

Religious Ecology in Kenji Miyazawa

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주제분류일본어와문학

초록

本稿の第一の試みは、宗教的な背景を持つエコロジー思想を、宮沢賢治の作品から引き出してみることにある。「フランドン農学校の豚」をはじめとした動物を主人公とした作品においては、動物に対する賢治の思想が色濃く現れている。そこでは、動物は人間と同様に、苦を生きる存在であり、共感可能な他者として描かれている。その共感の背後に存在するのは、賢治の(日本)仏教的な生まれ変わり観・輪廻の思想であり、その意味において、これは宗教的なエコロジー思想として捉えることができるものである。われわれが現代で言うところのエコロジー思想は、むしろ賢治においては、仏教的な意味での因果の連関や、輪廻として捉えられている。賢治は、有機体(生物)と環境のみならず、魂や霊的次元までを含めた諸関係において宇宙を考えており、これが、宮沢賢治における宗教的エコロジー思想である。 本稿の第二の試みは、宗教的エコロジー思想の難点と可能性とを考えてみることにある。はたして、宗教的な自然把握は「情緒的」「情感的」なものに過ぎず、倫理=モラルにたどり着くことがないものか。本稿はむしろ逆に、「情緒的」なものこそが賢治の倫理性を根底から支えている可能性を提示する。ヒューム的な意味で事実命題から当為命題を導くことができないとするならば、むしろ、当為(倫理)の背後にあるのは、賢治においては「情緒的」「情感的」なものの方なのである。本稿がここに見出すのは、倫理に辿り着かない情緒というよりは、逆に、宗教的エコロジー思想の可能性である。

참고문헌 (10)

  1. 梅原猛, "修羅の世界を超えて", 文芸読本 宮沢賢治 (1977)
  2. 寺田透, "宮沢賢治の童話世界", 文芸読本 宮沢賢治 (1977)
  3. 梅原猛, "梅原猛著作集4 地獄の思想", pp.184~ (1981), 集英社
  4. 間瀬啓允, "エコロジーと宗教" (1996), 岩波書店
  5. 山内修, "宮沢賢治研究ノート", pp.8~ (1991), 河出書房新社
  6. ピーター・シンガー, "動物の権利󰡕戸田清訳" (1986), 技術と人間
  7. ロデリック・F・ナッシュ, "自然の権利" (1993), TBSブリタニカ
  8. アルネ・ネス, "ディープ・エコロジーとは何か" (1977), 文化書房博文社
  9. キャロリン・マーチャント, "ラディカル エコロジー", 産業図書
  10. アルド・レオポルド, "野生のうたが聞こえる" (1997), 講談社学術文庫

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