『今昔物語集』本朝(일본)部의 효행담 고찰
A Study of Filial piety in Konzakumonogatarisyu Hontyobu
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今まで『今昔』の孝行説話についての考察は、大体震旦部第9巻を中心にして行われてきた。しかし、本朝部にも少ない話数ではあるが孝行説話が散見されるし、特に第19巻には第23話から第28話までの6話にわたって収録されており、『今昔』本朝部における孝についての認識を見るための手掛かりとなっている。 本考察では世俗的孝養談と仏教的孝養談の二つに分けて見た。まず世俗的孝養談を見ると、中国や韓国の孝養談ではもっとも一般的な孝養として飲食奉養が指摘できたが、本朝においてはそれほど比重が置かれていない。但し、地蔵菩薩の助力で親に対する飲食孝養の孝行が実践できた浄源説話は、仏法の力を借りて世俗の孝を実現したという点で特記すべきであろう。 世俗の孝の実践徳目として親に対する精神的な奉養も重要なモチーフの一つである。藤原忠兼の孝行と得任の父情を通して感じられる感動、老親の負傷を案じておとなしく打たれた公助の孝行は精神的な奉養談として注目に値する。 なお、孝養は親の死後も実践すべきものであった。即ち、法要と親の行跡を受け継ぐことがそれであるが、広い意味では親の敵討ちこの範疇に含まれるだろう。『今昔』の例話としては、平兼忠の男の復讐談を上げてみたが、震旦の丁蘭説話と同じく、親の敵討ちは世間からはもちろん天道からも許され、ほめられた孝養の実践であったことがよく現われている。 さらに、儒教のみでなく、仏教においても孝を強調していたことは、色々な仏典資料を通して確認できる。源信や蓮圓(렌엔)が行ったように親の来世での往生を助けること、公圓(고엔)や「泣不動尊緣起談」として有名な證空説話を通して見た師僧に対する孝養が指摘でき、このような仏教的孝養は孝中の大孝として重んじられたのである。
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