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『源氏物語』末摘花巻の和歌と<笑い>の方法
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주제분류일본어와문학
초록
本稿では、これまで『源氏物語』末摘花巻において、和歌がいかなる状況や表現機構によって<笑い>の場面性を生成し、そのことを通して<笑われる>光源氏像が照らし出されるのかを、特に相互に共鳴する表現のあり方に注目しながら考えてみた。まず、源氏と末摘花の最初の逢瀬の場面では、末摘花の沈黙をめぐる歌の表現が、いかに他の歌や会話・地の文の表現と連動しながら、表現のレベルで<笑い>の磁場を形成し、源氏の滑稽な姿を効果的に描き出しているのか検討した。次に、末摘花の醜貌が明らかにされた直後の場面において、特に源氏の歌の叙述が、先行する叙述の表現を効果的に活用するような形で、<歌の詠めない>末摘花の実体を露にする文脈を導いていることに注目した。さらに、末摘花から元日の装束が贈られる場面では、4首で構成される歌の場の仕組みと歌相互の関わり方に注目し、特に紅の装束を契機に赤鼻をモチーフとする表現が過度に連なる様相を分析した。最後に、末摘花が<歌の詠め得る女>としての可能性を見せる引歌応酬の場面の意味と、二条院を舞台としながら赤鼻を弄する表現によって巻末の歌が導かれていく様相を探った。このように末摘花巻の和歌が、前後する叙述と緊密に関わり合ったり、共鳴し合ったりする特徴が顕著なのは、語られる<笑い>の場をその和歌の中に濃密に凝縮させようとする物語の方法によっていると思われる。
참고문헌 (8)
- 伊原昭, "『源氏物語』における色のモチーフー"末摘花"の場合ー, in 「源氏物語」を読む" (1989), 笠間書院
- 今西祐一郎, "古代の人、末摘花, in 講座源氏物語の世界 第四集" (1980), 有斐閣
- 鈴木日出男, "雪, in 源氏物語歳時記" (1989), 筑摩書房
- 長谷川政春, "末摘花ー「唐衣」の女君ー, in 源氏物語講座 第二巻" (1991), 勉誠社
- 藤井貞和, "末摘花巻の方法, in 講座源氏物語の世界 第二集" (1980), 有斐閣
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