日本における韓国認識とその変化:歴史的観点から
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초록
近代国家日本成立直前から直後にかけて、日本及び日本人の韓国認識は、欧米諸列強の日本への圧力が強まるなかで、多様な言論において示された。近代日本国家としての体裁を整えていく過程で、外圧に対抗する論理や思想が紡ぎだされていく過程で、その反映として韓国認識は時代の推移に伴い変容していく。幕末期から日清・日露戦争期にかけて、日本が領土拡張と植民地支配という国家暴力が全面化していく。その過程で最終的に日本及び日本人の対韓国認識は、それまでの連帯・支援を強調するものから、支配・収奪を主張する勢いが前面に出るようになる。本論では、先ず日本及び日本人の韓国認識に現れたアジア論が、基本的にはアジアへの西欧諸列強の侵略という歴史事実に触発されて展開された事実に触れつつ、侵略への対応という重い課題が、様々なアジア論を媒介に大陸侵略思想の形成につながる内発的なエネルギーを呼び起こしていった経緯を特に強調した。それと同時に日本が近代化を強行する過程で膨張主義・侵略主義・民族主義を特徴とする日本近代化思想そのものを準備し、「帝国意識」を育んでいくことにもなった背景を探っている。ここでの本論の一つの結論は、日本近代化とは、一面において侵略思想を基盤にしつつ、「帝国意識」を内在化させる歴史過程であった点である。そして、さらなる問題は日本近代化の過程で再生産されてきた「帝国意識」が、アジア太平洋戦争での日本敗北によっても、依然として払拭されていない現実である。今日において「帝国意識」が蘇生し、増幅されていく現実にあるということだ。本論は近代日本の展開過程で醸成された韓国認識の変容には、国内権力争奪過程が作用していること、近代化達成のため、敢えて隣国に犠牲を強いても仕方ないとする侵略主義へ肯定感が日清・日露戦争によって一気に増幅していったこと、その先駆けとして韓国が射程に据えられ、そこから一定の韓国認識が形成されたこと。現在まで続く日本人の韓国認識を決定づけたのは、日清戦争での“勝利”であり、そこから「大国意識」「帝国意識」が生み出されこと、そして、日露戦争を経て日韓併合でピークを迎えるたこと、その点で日本の韓国併合は、日本人の世界観をも大きく転換させるものとなったこと、などを結論として提起している。加えて、今日再生産されている植民地近代化論が極めて強い影響力を保持しており、これを論破・解体していかない限り、日本と韓国との間の歴史認識の乖離は解消されず、歴史和解も不可能であることを指摘した。そうした課題を克服するためには、新しい発想としてのトランスナショナリズム、すなわち相互のナショナリズムの尊重と共感を抱き合うことで、異文化共生や異文化接触を阻むナショナリズムを超える視点を確立することが強く求められていることを訴えている
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