兒童用 ‘軍歌’에 담긴 明治 國民敎化思潮
National Education Trends in ‘the Military Songs' of the Meiji Era for the Children
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本稿の目的は<日清戦争>や<日露戦争>の時、日本人の精神世界を拘束しつつあった、いわゆる'大和魂'がそっくり込められてあるといわれる'日本軍歌'を通して、明治期の国民教化の理念を調べることにある。明治期の尋常小學校の教科課程での軍歌教育は'戦争'という実際の状況とともに、児童に天皇を象徴とする國體意識の理念を刻印させることに最も有効な手段であったといえよう。明治期の日本軍歌の特徴を調べてみると、海外侵略戦争に対する正堂性の宣傳・煽動または戦況を知らせるメディアとして相当の役割を果たしたのであった。'朝鮮の独立'あるいは'東アジアの平和の守護'という前提に'天神様の御心'を付け加えた戦争の正当化がそれであり、日本を中心とした戦況の敍事が戦争に全力を尽くすのと敵愾心の誘発がそれである。戦跡地と戦勝地を一々取り上げたことで地理的境界の拡張を成し遂げ、ついには今後、植民地を統治する高級人力の養成を計る方向に変容しつつあった。このような教育の対象であった当時の児童たちが小学校で軍歌を学び、それを身につけながら提唱する過程で軍歌を歌いながら国家観の内面化はもちろん、国家が期待する国民になることを自分で自ら誓ったことは言を言うまでもなかろう。最も日本人らしい色彩が濃い旋律に、さらに激しさと切實さが巧みに組立てられた歌詞で人間の心象に作用する軍歌の風情を仕掛けている日本軍歌は、今日におい手も、「平和の礎を築かれた殉国英霊への鎮魂歌」として現在的な意味が付けてある。これはもしかしたら一時、アジアを制覇したうえ、全世界を相手にして戦った侵略戰爭に対する無条件的な共鳴又は箇々人の幼いときの懐かしさではないかとも思われる。これこそ日本軍歌の粘り強い生命力と周到綿密に施行された音楽教育の残像を確かめる証しではないかと思われる。
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- "大日本軍歌集"[URL]
- "日本の軍歌"[URL]
