日韓両国における朝鮮人特攻隊員に対する意識変容と追悼・忘却- 朝鮮人特攻隊員・卓庚鉉(光山文博)を中心として
The Change, Oblivion and Commemoration of Korean Kamikaze Pilot in South Korea and Japan
0
조회
0
다운로드
0
인용
0
참고문헌
키워드
초록
本稿は、朝鮮人特攻隊員が誕生した歴史的背景や朝鮮人を戦争に積極的に動員する手段として利用した朝鮮人特攻隊員の「死」について分析するとともに、「アリラン特攻」として日本社会でよく知られている朝鮮人特攻隊員․卓庚鉉を中心に分析することを通して、朝鮮人特攻隊員はどういった存在だったのかを考察した。また、卓庚鉉がいつごろから日本社会で発見され「消費」されるようになったのを明らかにしたが、鳥浜トメのインタビューを通して作られた「アリラン物語」は、1980年代に入ってから本格化された。彼の物語は日本全国で「消費」されていくが、彼は「悲劇の主人公」「アリラン特攻」として同情を集めながら、日本社会に知られた存在となった。しかし、日本における朝鮮人特攻隊員は、「戦後の区切り」や感動的な映画の素材、日韓親善の一手段になっており、アリランをうたう以外に彼の肉声は聞こえてこなかった。韓国における朝鮮人特攻隊員は、卓庚鉉の慰霊碑建立をめぐる出来事からでも確認できるように、植民地支配と歴史認識の問題、靖国神社、戦後補償、歴史歪曲問題など、戦後初期から現在に続く歴史的脈略で考えなくてはならない存在であった。一方、朝鮮人特攻隊員を「戦争の被害者」として認めている一部の世論や韓国政府が特攻として死んだ朝鮮人の「強制動員被害」を認めるなど、植民地時代を客観的․総合的に把握しようとする動きも現れている。特攻隊員自体が国家暴力による個人の生命․尊厳の侵害であったという側面からの研究をはじめ、偏ってない朝鮮人特攻隊員に対する研究が求められる。
참고문헌 (28)
- 南相九, "戦争と記憶の中での韓日関係", pp.261~266 (2008), 京仁文化社
- 赤羽礼子, "ホタル帰る", pp.149~159 (2001), 草思社
- 飯尾憲土, "開聞岳-爆音とアリランの歌が消えてゆく", pp.3~266 (1985), 集英社
- 河田宏, "内なる祖国へ", pp.3~156 (2005), 原書房
- 桐原久, "特攻に散った朝鮮人-結城陸軍大尉「遺書の謎」", pp.4~283 (1988), 講談社
- 佐藤早苗, "特攻の町 知覧", pp.41~49 (2007), 光人社
- 高木俊朗, "遺族", pp.90~91 (1957), 出版共同社
- 高木俊朗, "知覧", pp.45~48 (1965), 朝日新聞社
- 高木俊朗, "陸軍特別攻撃隊 上巻", pp.123~125 (1974), 文藝春秋
- 知覧高女なでしこ会, "群青-知覧特攻基地より", pp.196~199 (1979), 高城書房出版
- 豊田穣, "日本交響楽․完結編", pp.187~201 (1984), 講談社
- 宮田節子, "朝鮮民衆と皇国化成策", pp.148~ (1985), 身来社
- 権学俊, "現代スポーツ論の射程", pp.68~73 (2011), 文理閣
- 裵姈美, "朝鮮人特攻隊員をどう考えるか", 歴史地理教育, (733), pp.24~27 (2008), 歴史教育者協議会
- 裵姈美, "朝鮮人特攻隊員を考える", わだつみのこえ, (132), pp.21~28 (2010), わだつみのこえ記念館
- 裵淵弘, "朝鮮人特攻隊-「日本人」として死んだ英霊たち", pp.3~187 (2009), 新潮社
- "朝日新聞", ~ (1988)
- "鹿児島新報", ~ (1984)
- "ソウル新聞", ~ (2008)
- "中央日報", ~ (2008)
- "町報ちらん", ~ (1984)
- "西日本新聞", ~ (1975)
- "北陸中日新聞", ~ (2008)
- "毎日新聞", ~ (1983)
- "毎日新報", ~ (1944)
- "南日本新聞", ~ (1984)
- "読売ウイークリー", ~ (2008)
- "oh my news", ~ (2008)
