近代日本の言語近代化と口語文法(1)
A Language Modernization and A Colloquial Grammar of Modern Japan
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초록
口語文法の登場は、「口語」即ち話し言葉が言語の前面に登場することを意味する。近代以前、書き言葉のみが権威を持ち、公的言語として認められていたのが、近代以降、身分制度の崩壊と市民社会の登場によって、社会すべての階層、領域で意思疏通可能な言語が必要になる。そこで社会構成員誰もが共有できる話し言葉を言語の前面に出して、その話し言葉に基づいた書き言葉という新しい様式の言語「口語」がつくられる。そしてその過程において、それまで書き言葉の専有物であった文法が話し言葉にも当てられるのである。 近代日本におけるその過程は標準語制定、言文一致と密接に結び付いている。つまり口語文法をつくるためには、標準語を定めなければならない。標準語という概念も、規範化された話し言葉(口語文法)の上に成り立つ概念である。そして言文一致体は口語文法の整備によって近代文体として確立するのである。 本稿ではこのような大きな流れを「言語近代化」としてとらえ、今日自明の事実として受け止められている話し言葉の文法、つまり口語文法について考察する。そこで近代の始まりといわれる明治以降の口語文法研究の流れを、明治前期と明治20年代、そして同30年代に分けて考察する。 明治前期の文法研究は国学風研究と洋式研究に分けられる。明治前期は近代における「口語」の概念はなく、話し言葉における研究はあったものの、用言に限られていた。次に明治20年代は、言文一致運動によって起る話し言葉への意識の変遷が著しく現れ、それを基に同30年代、近代国民国家における「国語」構築の流れにおいて、標準語制定に伴って、口語文法は整備される。
참고문헌 (18)
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