日本語の促音(っ)と撥音(ん)を伴うオノマトペの形態
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本稿では、山口(2003)『暮らしのことば擬音・擬態語辞典』に載せられている2,033例を対象にこれらを形態的に173形式に分類し、その中で「t」を伴う形式と「n」を伴う形式について考察を行った。その結果、以下のことが明らかにされた。 第一に、形式数と語彙数については、「t」を伴うものは63形式(36.42%)で、語彙数は658例(32.26%)であるのに対し、「n」を伴うものは71形式(41.04%)で、語彙数は437例(21.49%)である。この結果から、形式数においては「t」を伴うものが「n」を伴うものより少ないが、語彙数においては「t」を伴うものが「n」を伴うものより多いことがわかった。また本調査で見つかった「t」を伴う形式数と「n」を伴う形式数がどちらも崔(2005)と中里(2008)で挙げている形式数よりかなり多いことがわかった。 第二に、「t」を伴う63形式(658例)については、「~t(~t~)」「~t~r(n)」「~yt(~yt~)」「~nt」それぞれの語彙数をみると、「~t(~t~)」が314例(60.49%)でもっとも多く、次に「~t~r(n)」が172例(26.14%)、「~yt(~yt~)」が82例(12.46%)、「~nt」が6例(0.91%)の順に現れている。また形式別にみると、「OOt型」が183例でもっとも多く、次に「OtOr型」(119例)、「Ot型」(34例)、「O-t型」(32例)、「OOOOt型」(26例)、「OO-t型」(24例)⋯の順である。つまり、「t」を伴う形式においては「OOt型」の例がもっとも多く見られている。 第三に、「n」を伴う71形式(437例)については、「~n」「~n~」「~n~n~(n)」それぞれの語彙数をみると、「~n」が274例(62.70%)でもっとも多く、次に「~n~」が91例(21.05%)、「~n~n~(n)」が29例(6.64%)である。また形式別にみると、「OOn型」が86例でもっとも多く、次に「On反復型」(39例)、「OOn反復型」(33例)、「On型」(26例)、「OnOr型」(25例)⋯の順に現れている。つまり、「n」を伴う形式においては「OOn型」の例がもっとも多く現れている。 以上の結果から、「t」を伴う形式の例が「n」を伴う形式より多く見られている点と、「t」を伴うものにおいては「OOt型」の例がもっとも多いのに対し、「n」を伴うものにおいては「OOn型」の例がもっとも多いことが明らかにされた。 なお、今回は促音(っ)を伴うものと撥音(ん)を伴うものを中心に考察を行ったが、今後は拗音(ゃ/ゅ/ょ)を伴うもの、長音(ー)を伴うもの、仮名「り」を伴うものにまで研究範囲を広げていきたい。
참고문헌 (7)
- 澤田信惠, "日本語と韓國語の感覺オノマトペ語彙の意味分析─ 触覚を表すオノマトペを中心に ─", 일본학보, 61(61), pp.137~150 (2004), 한국일본학회
- 田守育啓, "オノマトペの体系性", 國文學, 53(14) (2008)
- 中里理子, "漢語系オノマトペをどう考えるか", 國文學, 53(14) (2008)
- 山口仲美, "暮らしのことば擬音・擬態語辞典" (2003), 講談社
- 李仁淳, "漢語におけるオノマトペ -疊語を中心に-", 일어일문학연구, 55(1), pp.407~426 (2005), 한국일어일문학회
- 張鎭暎, "日本語オノマトペにおける清・濁の対立 ー中世語と現代語との比較を中心としてー", 日本学報, 56 (2003), 韓国日本学会
- 崔聖坤, "日本語オノマトペと助詞との關係性について", 일어일문학연구, 55(1), pp.561~582 (2005), 한국일어일문학회
