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日本と韓国における「車名」の音相

The phonic phase of the "car's name" in Japan and South Korea

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주제분류일본어와문학

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本稿では、固有名詞である「車名」という言語記号がもつ日韓両国語の音相の特徴を究明するために研究を行なった。商品名のような新しい固有名詞が作られる際、一般語彙における合成語や略語などをみても明らかなように、既存の言語知識を活用して命名されたものが一般的であることから、固有語がもつ語感やオノマトペ音象徴などが反映されると考えるのは自然なことである。さらに、同じ言語社会に属する者であれば、その名前から抱く聴覚的イメージは共有されることも多く、その名前はそれを発する人間自身が自らの音声器官を通して行なうため、「語感」が重視されると予想された。それを証明するため、「車名」のタイプ․排気量別による特徴を中心にして分析を行った。その結果、車名全体的な特徴としては、両国ともに流音/ɾ/と摩擦音/s/は出現頻度が高く、それぞれ「回転」や「滑らかさ」という車の属性を顕著に表す音相がみられた。母音におけるタイプ別分析結果から、日本車では[o]が「小さい」、[a]が「大きい」、韓国車では[ɯ][i]が「小さい」、[o][u]が「大きい」という音相がみられ、[o]の「大きさ」に対する音相は両国では相反することが分かった。排気量別では、/e/は両国ともに「中」以上に頻度が高く、外国語の影響により「高級感」という音相をもつ結果が得られた。また、子音の破裂音による分析結果から、日本車では清音より濁音の方が、韓国車では平音よりも激音の方が「大きい․強い」音相があることが分かった。摩擦音の観点からは、日本車では[ʃ]が「速い」、硬音[sʼ]は平音[s]よりも「大きい․強い」という印象を助長していることが明らかになった。その他にも、日本車の促音/Q/と韓国車の終声子音[l]はコンパクトタイプに多用され、「軽快さ」という音相を生み出し、日本車の撥音/N/や韓国車の[n]は排気量の多い車種に出現頻度が高いことから、「速い」という音相が得られた。このように、両国の車名は、造語が主流であり音韻構造は大きく異なるにも関わらず多くの類似点を見いだすことができた。

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