細川ガラシャの死と芥川龍之介の「糸女覚え書」
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초록
本稿では、細川ガラシャ夫人が、本能寺で信長を殺害した明智光秀の娘であることに基づき、彼女の成長背景と結婚、幽閉と解放についてまず触れ、次に彼女の死の意味について考えてみた。ガラシャの死は、武士の妻としての運命的な死であり、敬虔なキリシタンの死であること、さらに日本戦国時代の歴史を動かした一人の女性の死であることに注目した。それをいかに虚構化したのであろうか。また、「糸女覚え書」が中国視察旅行後のものであることにも比重をかけて考えることがねらいであった。芥川の「手帳」には、「糸女覚え書」「烈女」などの構想メモが残されている。「手帳三」で読み取れることは、秀林院の「自害」の問題に注目している芥川龍之介の視線である。「烈女」、すなわち「糸女覚書草稿」で描いた細川忠興の残虐さから見る時、芥川は、夫忠興の命令により死を迎える、武士の妻の運命を描いており、細川ガラシャの死を封建倫理の犠牲としても受け入れていると言える。しかし、追い詰められて自害せざるを得なかったガラシャであったが、介錯してもらうことにより直接の自害は免れた。秀林院の細川ガラシャ夫人は、十字架を背負う心境で介錯してもらったのであり、それを霜の夢でみた金の十字架として象徴している。しかし、介錯してもらう前にすでに、明智光秀の娘、細川忠興の妻として、どうすることも出来ない運命を彼女が持っていたことを芥川は描いている。また、秀林院を皮肉な目で眺める糸女の視点を持つ芥川もある一方、秀林院のように信仰を持って生きる女性の強さ、キリストにすべてを委ねて自害をもいとわないキリシタンの信仰について描いている。また「糸女覚え書」では、烈女として崇拝されているガラシャを、刀で日本の歴史を動かした父とは違い、キリストへの愛と信仰で歴史を動かした女性として描いていることに芥川は注目しており、彼の歴史への関心と認識を感じることができる。
참고문헌 (10)
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- 阿部光子, "細川ガラシャはなぜ入信したのか, In 細川ガラシャのすべて" (1994), 新人物往来社
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