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『三代集』の「ぬ」と「つ」

A study on'NU'and ‘TSU’ in the ‘SANDAISYU’

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주제분류일본어와문학

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Abstract

本稿は『古今和歌集』『後撰和歌集』『拾遺和歌集』の「ぬ」と「つ」の用例を分析し、その意味を考察したものである。  『三代集』に使われている「ぬ」と「つ」の總用例數は1325で、「ぬ」は1014「つ」は311である。活用別の使い方は、「ぬ」は連用形の用例が最も多く、終止形、未然形、連体形、已然形、命令形の順であるが、「つ」は連体形の用例が最も多く、終止形、連用形、未然形、已然形、命令形の順であった。そして、『三代集』には奈良時代にはその存在が確認されなかった「ぬ」の「命令形」の例も有った。「ぬ」は助詞や助動詞に接續して使われたことが多かったが、「つ」は助詞や助動詞の助けを借りずに、單獨で使われることが多かった。なお、『三代集』の「ぬ」「つ」は共に終止形の形で文を終止する表現に最も多く使われて、その次は連体修飾表現、連体終止表現の順に使われた。奈良時代までは「ぬ」「つ」の下に否定を表わす助動詞の來ることはなかったが、『三代集』にはわずかなであるが否定の助動詞が「ぬ」に下接する例があった。なお、奈良時代よりは緩和されたものの、「ぬ」は「けり」へ「つ」は「き」へ偏った使い方をしていた。推量を表現するにあたって「つ」は「む」「らむ」の例のみ存在して、「ぬ」より制限されていた。  助動詞「ぬ」と「つ」については、今までその接續する用言、特に動詞の意味を中心としてその差異を究明しようとする硏究があった。しかしながら、『三代集』には「ぬ」「つ」の兩方に接續する動詞があり、自動詞と他動詞、無意志動詞と意志動詞が混在していて、「ぬ」「つ」は自動詞・他動詞や無意志動詞・意志動詞といった動詞の意味によって使い分けられていなかったことが分かる。そして、「ぬ」に接續しているが動作の完了を過程を拔きにして表わしているとは思われない場合もあり、「つ」に接續しているが動作の結果のみを表現していると思われる場合もあって、過程動詞か結果動詞かによって使い分けていたと定義することも可能ではない。  本稿は助動詞「ぬ」と「つ」の使い分けは動詞の意味の別ではなく、實現した事態に對する話し手の認識のし方の相違に起因するものであると考える。そして、助動詞「ぬ」は「自然推移的な認識態度」を、「つ」は「自然推移的でない認識態度」を表したものと考えた。「自然推移的な認識態度」というのは實現した事態を、季節の変化のように必然的なもの・当爲的なものと捉える認識態度を指す。そして、このような事態の實現は話し手の意志や意向とは無關係に行われるもので、自分の力でその事態の實現を阻止したり、変更させたりすることができないものである。それに反して「自然推移的でない認識態度」というのは實現した事態を必然的でないもの・当爲的でないもの・實現しようとは考えたこともない事態が成立したと捉える認識態度を指す。話し手は事態を不自然なもの・不可解なものと認識していることを表現するために「つ」を用いたと考えられる。

참고문헌 (10)

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  5. "メノマエ性と視点(Ⅱ移動)-動詞の基本形を中心に-" (1996), 汲古書院
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  7. "古典語の文法" (1968), 武藏野書院
  8. "古代日本語に於ける時間の意味" (1997), 中央大學文學部紀要
  9. "日本語を考える" (2000), 東京大學出版會
  10. "「『源氏物語』の解釋と助動詞「つ」「ぬ」」" (2002), 第三九 武藏野書院

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